パブリッククラウドと同じシステム基盤をオンプレミスで使える「Oracle Cloud Machine」が登場!業界初!? クラウドとオンプレミスの“いいとこ取り”が可能に(1/4 ページ)

「シンプルですぐに使えて運用管理の負担も少ないパブリッククラウドは魅力的だが、システムやセキュリティの要件から使えない」といった企業は少なくない。そんな悩みも、間もなく提供が開始される「Oracle Cloud Machine」で一挙に解消される。[パブリッククラウド][データベース統合][Oracle Cloud]

» 2016年05月16日 07時00分 公開
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パブリッククラウドの導入を企業がためらう“4つの障壁”

photo 日本オラクル クラウド&テクノロジー事業統括 Fusion Middleware事業統括本部の松崎展晃氏

 パブリッククラウドは、今や企業情報システムの構成要素として不可欠な存在になった。もはや「パブリッククラウドを使うかどうか」を考えるのではなく、「いかにしてうまく使いこなすか」を議論すべき時代に入ったといえる。ビジネスニーズに応じて迅速なIT環境の調達を可能にする「俊敏性」、必要なITリソースやIT環境を手軽に利用できる「シンプルさ」、ハードウェアを自ら所有せずクラウドベンダーに任せることによる「運用自動化」などは、パブリッククラウドだけが提供できる大きな価値として広く認知されている。

 ただし一方で、まだ少なからぬ企業にパブリッククラウドの導入を難しくしている課題もあると日本オラクルの松崎展晃氏(クラウド&テクノロジー事業統括 Fusion Middleware 事業統括本部)は話す。それらの課題はパブリッククラウドに固有の特性から生じるものであり、それによって「まだパブリッククラウドの本格導入に踏み切れない」「オンプレミスからの全面的な移行が難しい」と感じている企業が少なくないのだという。

 そうした課題の1つが「セキュリティ」だ。

 「業務で秘匿性の高いデータを扱っているお客さまの中には、自社が厳重に管理している環境の外にデータを置くことは、社内規定上、許されないという場合があります。また、金融など特定業界のお客さまでは、システムやデータの置き場所を国内とすることが法的に定められているケースもあります。こうした場合、原則としてリソースの物理的な配置場所を特定できないパブリッククラウドの利用は難しくなるのです」(松崎氏)

 セキュリティの他に、ミッションクリティカルなシステムでは、メンテナンススケジュールなどがクラウドベンダー側の都合で決まってしまうことが問題となるケースがある。重要なシステムであるほど、その稼働時間などを自社でしっかりと「コントロール」したいという要求が高まるのだ。

 また、高いレスポンスが求められるシステムの場合、社内からパブリッククラウド上のシステムにアクセスすることで生じる「遅延(レイテンシ)」を許容できないといった場合もあるだろう。

 加えて、パブリッククラウドのメリットだとされる「コスト」についても、オンプレミスの方が有利になるケースがある。オンプレミスと比較した場合のパブリッククラウドのコスト面の利点は、システム立ち上げ時のイニシャルコストを大きく削減できることだ。しかし、システム立ち上げ後に運用が軌道に乗り、長期間にわたって使い続けたとき、場合によってはオンプレミスで運用した方が、最終的には安価になるケースもあるのだ。

 「システムが順調に成長し、大規模化してしまうと、パブリッククラウドからオンプレミスへの移行は難しくなっていきます。たとえアプリケーションのポータビリティを意識して構築していたとしても、システムに付随するロードバランサーなどのネットワーク構成を作り込んでいる場合、それらを含めたシステム全体を移行する作業は手間とコストが掛かるからです。結果として、オンプレミスへ移行した方が安くなると分かっていながらも、パブリッククラウド上で使い続けざるを得ないといった状況が起こりうるのです」(松崎氏)

パブリッククラウドでは解決しきれない課題
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提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年6月15日

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