オラクルは現在(2016年5月)、パブリッククラウドとオンプレミスの双方で同じ技術基盤を用いることにより、アプリケーションやデータのポータビリティを高め、ハイブリッドクラウド管理のコスト削減を推し進めようとしている。もちろん、このコンセプトはOracle Cloud Machineでも踏襲されている。
例えば、標準の管理ツールである「Oracle Enterprise Manager」を使えば、パブリッククラウドであるOracle Cloudと同様に、Oracle Cloud Machine上の環境も一元的に管理することが可能となっている。
「オンプレミスとクラウドが混在するハイブリッドクラウド環境については、その管理負担の増大をいかに抑えるかが、各社のIT部門にとって重要な課題となります。それらを全て同じツールとスキルによって一元的に管理できる環境は、運用管理の観点から最も合理的な選択肢となるはずです」(松崎氏)
Oracle Cloud Machineは、パブリッククラウドのメリットを認識しながらも、さまざまな理由から本格的な導入に至っていない企業にとって、まさに“救世主”ともいえるサービスである。国内における提供は間もなく開始される。
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