Oracle Cloud Machineでは当初、IaaS(Infrastructure as a Service)である「Oracle Compute」と、PaaS(Platform as a Service)である「Oracle Java Cloud Service」「Oracle Database Cloud Service」「Oracle Integration Cloud Service」といった主要サービスが、パブリッククラウドのOracle Cloudと同様に利用可能となる。
IaaSのOracle Computeでは、Oracle LinuxをOSとする仮想マシンのインスタンスを作り、その上でサードパーティー製のフレームワークやユーザー独自のアプリケーションを動作させることができる。
また、仮想化環境の構築や運用を容易にするために、JSONファイルとChef Recipesをベースにした管理ソリューションも提供される。一般的なLAMPスタックをはじめ、Ruby on RailsやDockerコンテナをOracle Compute上で利用する場合に必要な設定がテンプレートとして用意される他、「E-Business Suite」や「Peoplesoft」「JD Edwards」「Siebel」「Demantra」といったビジネスアプリケーションをOracle Compute上に展開する際に必要な設定やツールをまとめた“cookbook”も提供される。
一方、PaaSのOracle Java Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceは、それぞれ「Oracle WebLogic Server」「Oracle Database」の環境をWebベースのCloud UIによる簡易な操作で即座に構築できるサービスとなる。Oracle Cloud Machine上でも、Oracle Cloudと同じ使い勝手でインスタンスの作成や管理が行える。
Oracle Integration Cloud Serviceは、クラウド上で動作するアプリケーションと、オンプレミスの既存環境で動作するアプリケーションを連携させるためのサービスだ。特別なミドルウェアをインストールすることなく、Webベースの管理画面によってノンコーディングで連携設定が行える点が大きなメリットとなる。
PaaSについては、今後も利用できるサービスを順次追加し、最終的にOracle Cloudで提供しているPaaSの全サービスを、Oracle Cloud Machine上でも利用できるようにしていく予定という。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2016年6月15日
驚異的なパフォーマンス、優れた運用効率、最高の可用性とセキュリティ、クラウド対応を実現するOracle Exadataとの統合、クラウド、可用性や運用管理など、次世代データベース基盤構築のために参考になる必見資料をまとめてご紹介いたします。