ORDER BY句をSQL文の最後に加えると、問合せ結果を並べ替えることができます。
書式 | 並べ替えの順序 | |
---|---|---|
ORDER BY 列名 | 列が持つ値の昇順に並べ替える | |
ORDER BY 列名 ASC | 列が持つ値の昇順に並べ替える | |
ORDER BY 列名 DESC | 列が持つ値の降順に並べ替える | |
ORDER BY 2 ASC | 左から2番目の列における列が持つ値の昇順に並べ替える | |
※「 ORDER BY 2」ではエラーとなります。(列番号を指定する場合、ASCかDESCが必要) |
以下の例では、社員テーブルを社員番号の降順に出力します。
SELECT * FROM 社員 ORDER BY 社員番号 DESC
社員番号 | 社員名 | 所属部署 | 勤続年数 | 休暇日数 | |
---|---|---|---|---|---|
003 | 宇部 | 総務部 | 3 | NULL | |
002 | 伊藤 | 総務部 | 5 | NULL | |
001 | 安達 | 営業部 | 9 | NULL | |
SQLのSELECT文の選択項目リストに関する記述として、適切なものはどれか。
ア 指定できるのは表の列だけである。
イ 集約関数で指定する列は、GROUP BY句で指定した列でなければならない。
ウ 同一の列を異なる選択項目に指定できる。
エ 表の全ての列を指定するには、全ての列名をコンマで区切って指定しなければならない。
(H25春DB午前II問6)
解答 演習11-2 ウ
*囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)
本試験過去問題による類題演習 | |
---|---|
□H17 午前問27 | SQL文のSELECT 句に関する記述 |
□H15 午前問35 | 正しいSQL文の選択 |
□H23 午前II問5 | 差(R −S)を求めるSQL文の選択 |
□H22 午前II問10 | IN 関数を用いたSQL文と同じ結果となるSQL文 |
□H20 午前問42 | SQL文の実行結果(NULL のデータを含む表のSELECT) |
□H17 午前問35 | SQL文の実行結果(商品表に対するHAVING指定のあるSELECT文) |
□H23 午前II問6 | 平均を求める関数を利用したSQLより得られる表(Chance問題) |
□H27 午前II問8 | “ 社員資格取得” 表に対し、SQLを実行した結果 |
□H26 午前II問10 | “ 社員” 表から、最年長社員を除く全ての社員を取り出すSQL文 |
□H25 午前II問5 | プログラマが3人以上所属している部門の部門名を取得するSQL文 |
□H17 午前問38 | 入社3年以上で初級シスアド未取得の社員を抽出するSQL文 |
□H27 午前II問7 | “試験結果”表から平均点数が600点以上の一覧を取得するSQL文 |
□H26 午前II問16 | 商品販売実績表に対してSQL文を実行して得られる結果 |
□H24 午前II問11 | “ 社員”表と“プロジェクト”表に対してSQL文を実行した結果 |
地域別に分かれている同じ構造の三つの商品表、“東京商品”、“名古屋商品”、“大阪商品”がある。次のSQL文と同等の結果が得られる関係代数式はどれか。ここで、三つの商品表の主キーは“商品番号”である。また、X−YはXからYの要素を除いた差集合を表す。
SELECT * FROM 大阪商品 WHERE 商品番号 NOT IN(SELECT 商品番号 FROM 東京商品) UNION SELECT * FROM 名古屋商品 WHERE 商品番号 NOT IN(SELECT 商品番号 FROM 東京商品)
(H23春DB午前II問7)
ア (大阪商品 ∩ 名古屋商品)−東京商品
イ (大阪商品 ∪ 名古屋商品)−東京商品
ウ 東京商品−(大阪商品 ∩ 名古屋商品)
エ 東京商品−(大阪商品 ∪ 名古屋商品)
解答 Point check イ
*囲み内をクリックすると解答を表示します(表示後ページをリロードすると、再び非表示になります)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.