横河レンタ・リースは、ヘッドマウントディスプレイ型MR(複合現実)デバイス「Microsoft HoloLens」の法人向けレンタルサービスを開始する。最短1週間からレンタルでき、機器管理コストや運用工数の削減も見込めるという。
横河レンタ・リースは、日本マイクロソフトが提供するホログラフィックコンピュータ「Microsoft HoloLens」の法人向けレンタルサービスを2018年10月25日に開始する。
HoloLensは、ヘッドマウントディスプレイ方式のMR(複合現実)デバイスで、半透明の光学透過型ディスプレイ越しの現実世界と3D映像の仮想世界を重ね合わせたMRを表示する。視線、音声、ジェスチャーで操作でき、複数人で1つのホログラムを取り囲み、コラボレーションすることもできる。
近年、生産性向上や業務効率向上、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目的にVR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MRを活用する企業が増加しており、建築や製造、医療、教育、リテール、防衛など、さまざまな分野でHoloLens活用の注目度が高まっているという。
国内では、既に日本航空(JAL)、小柳建設、三菱ふそうトラック・バス、JRCSなどがHoloLensを導入している。
今回、HoloLensをレンタルで提供することで、技術検証やイベントでの使用といった短期間での利用ニーズにも対応する。また、レンタルで利用することで、購入するよりも、機器管理コストや管理者の運用工数の削減が見込めるとしている。
レンタル期間は最短で1週間から。レンタル価格(税別)は1デバイス当たり1週間で2万4000円、1カ月で6万円。HoloLensの利用に必要なアプリケーションの開発は、別途Microsoft認定パートナーに相談可能。
なお、今回のサービス開始にあたり、横河レンタ・リースは、日本マイクロソフトと国内初となる「Microsoft HoloLens認定レンタルパートナー」契約を締結している。
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