Androidでは、標準で「Google音声入力」による音声入力が可能だ。意外と入力精度も高く、スクリーンキーボードを使うよりも素早く入力が行える。ただ、これまで「、」「。」などが入力できず不便だったが、いつの間にか入力ができるようになっていた。
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対象:Android
スマートフォン(スマホ)は、小型で携帯できる上、いつでもインターネットに接続できることから、何かを調べたり、ちょっとした作業を行ったりするのは、PC(パソコン)ではなく、スマホという人も多いのではないだろうか。
メールの返事もフリック入力を使って、PCのフルキーボードと遜色ないスピードで入力できる人もいるようだが、小さなスクリーンキーボードは苦手、タップミスで誤入力が頻発、という人も多いと思う。
そのような人には、Googleの音声入力が便利だ。想像以上に認識率が高く、スクリーンキーボードをちょこちょことタップするよりも数倍のスピードで入力できる。ただ、これまでiPhone(iOS)の音声入力ではできていた「、」「。」、改行が、Googleの音声入力ではサポートされておらず、メールの返信などには使いにくいものであった。
それがいつの間にかアップデートによって「、」「。」、改行などに対応していたようだ。ただ、音声入力にはちょっとテクニックがいる。これらを音声入力するテクニックを紹介しよう。
Android標準の入力システム「Gboard」を利用している場合は、「Keepメモ」アプリなどの入力可能なアプリを起動し、表示されたキーボード上部の[マイク]アイコンをタップすると音声入力が行える。
Microsoftの「SwiftKeyキーボード」の場合は、キーボードの上部の[…]アイコンをタップし、表示された画面で[マイク]アイコンをタップすると、Google音声入力が起動する。
Simejiの場合、[マイク]アイコンをタップすると、独自の音声入力アプリが起動するようだ。これだと明示的に「、」「。」を音声入力することはできない(文脈などから自動で「、」「。」を挿入する機能はある)。Google音声入力を利用したい場合、Gboardなどに切り替える必要がある。「Keepメモ」アプリなどを起動し、キーボードを立ち上げ、[戻る]/[ホーム]/[最近]ボタンの右側にある[キーボード]ボタンを使って、キーボードを「Simeji」から「Gboard」または「Google音声入力」に切り替えればよい。
[キーボード]ボタンが表示されない場合は、キーボード上の[地球儀]アイコンを長押しするか、[設定]アプリでキーボードを切り替える。Androidのバージョンや機種によって設定方法が異なるので、マニュアルなどを参照して、キーボードをSimejiから切り替えるとよい。
「、」「。」などを入力するには、慣れが必要になる。特にGoogleの音声入力の場合、誤認識を避けるためか、少々特殊な言い回しが必要になるので注意してほしい。
「、」を入力しようとして、iPhoneの要領で「てん」と話しても「10」となってしまい「、」は入力できない。「、」は、「とうてん」と話せばよい。たまに「当店」と入力されてしまうことがあるので、「と う て ん」と少し意識してはっきりと話すといいようだ。
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