リソースガバナーの外部リソースプールの情報を出力するSQL Server動的管理ビューレファレンス(155)

「Microsoft SQL Server」が稼働するデータベースシステムを運用する管理者に向け、「動的管理ビュー」の活用を軸にしたトラブル対策のためのノウハウを紹介していきます。今回は、リソースガバナーの外部リソースプールの情報を出力する方法について解説します。

» 2022年10月18日 05時00分 公開
[伊東敏章@IT]

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SQL Server動的管理ビュー一覧

 本連載では、「Microsoft SQL Server(以下、SQL Server)」で使用可能な動的管理ビューについて、動作概要や出力内容などを紹介していきます。今回は動的管理ビュー「sys.dm_resource_governor_external_resource_pools」における、リソースガバナーの外部リソースプールの情報を出力する方法について解説します。対応バージョンは、SQL Server 2016(13.x)以降です。

概要

 SQL Serverでは、リソースガバナーの機能を使用してワークロードが使用するシステムリソースの消費を管理することができます。

 リソースガバナーでは、アプリケーションからの要求をワークロードグループに割り当てることで、使用できるCPU時間やメモリ量に対して制限を設定したり、ワークロードグループが属するリソースプールに使用できるCPU時間やメモリ量の割合、I/O要求のスループットの制限を設定したりすることができます。

 「sys.dm_resource_governor_external_resource_pools」動的管理ビューでは、外部リソースプールと呼ばれる「R」スクリプトの実行などの、SQL Serverエンジンの外部プロセスを使用して実行されるワークロードが割り当てられるリソースプールについて、状態や統計、構成などの情報を出力することが可能です。

出力内容

列名 データ型 説明
external_pool_id int リソースプールのID
name sysname 共有リソースの名前
pool_version int 内部バージョン番号
max_cpu_percent int CPUの競合がある場合に、リソースプールの全ての要求で許容される最大平均CPU帯域幅の現在の構成
max_processes int 同時外部プロセスの最大数。既定値は「0」で、無制限であることを示す
max_memory_percent int このリソースプール内の要求で使用できる合計サーバメモリの割合の現在の構成
statistics_start_time datetime このプールの統計がリセットされた時刻
peak_memory_kb bigint リソースプールに使用されるメモリの最大量(KB単位)
write_io_count int リソースガバナーの統計がリセットされてから発行された書き込みI/Oの合計
read_io_count int リソースガバナーの統計がリセットされてから発行された読み取りI/Oの合計
total_cpu_kernel_ms bigint リソースガバナーの統計がリセットされてからの累積CPUユーザーカーネル時間(ミリ秒単位)
total_cpu_user_ms bigint リソースガバナーの統計がリセットされてからの累積CPUユーザー時間(ミリ秒単位)
active_processes_count int 要求の時点で実行されている外部プロセスの数

動作例

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