無料で「Cursor」を学べる公式学習コースをAnysphereが公開「ハルシネーションの可能性があるAPIメソッドへの対応方法」なども解説

「Cursor」を提供するAnysphereは、無料の学習コース「Cursor Learn」を公開した。開発者がAIを効果的に使う方法を体系的に学べる内容となっているという。

» 2025年10月06日 08時00分 公開
[@IT]

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 Anysphereは2025年9月28日、同社が提供するAI(人工知能)支援統合開発環境「Cursor」について学べる学習コース「Cursor Learn」を無料公開した。対象は、AIモデルを開発する研究者ではなく、既存のAIツールを使ってコードを書く開発者。AIの仕組みや限界を理解し、日々の開発でどう活用するかを学べる構成になっている。

「AIコーディングで直面する課題」に対応

 公開された「AI基礎」コースは6つのテーマで構成される。「AIモデルの仕組み」「幻覚と制限」「トークンと料金」「コンテキスト」「ツール呼び出し」「エージェント」といった基本概念を、動画やテキストの他、チャットを交えたインタラクティブ教材で解説している。

画像 動画による解説もある(提供:Anysphere

 各ステップの途中には確認テストもあり、理解を積み上げながら進められる。例えば「AIモデルの応答を最もよく表す記述はどれか?」という設問に対し、4つの選択肢「同じ入力に対して決定論的で同一だ」「確率的であり、同じプロンプトでも実行ごとに変わることがある」「プロバイダーがモデルを再学習したときだけ変わる」「プロンプトではなくAPIキーに依存する」の中から正しい回答を選ぶといった具合だ。

 こうした基礎的な内容に加え、「ハルシネーション(幻覚)の可能性があるAPIメソッドに有効な対応は?」といった実践的な内容についても学ぶことができる。

 今後は「AI基礎」に続き、さらに実践的なモジュールを公開予定だ。「マインドセット」「プロンプトのモデル」「コンテキスト管理」「エージェントの作成」「エージェントの操作」「デバッグとパフォーマンス」「セキュリティと安全」など、現場で役立つテーマを予定しているという。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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