特集:情シスに求められる「SRE」という新たな役割

IoT、X Techトレンドに象徴されるように、今やIT活用の在り方が収益・ブランドを左右する時代。今、IT部門には業務部門と共にサービス企画を発想し、スピーディに実現する「クリエーター」としての役割が求められている。だがここで注意したいのは、「サービスを作ること」ばかりがフォーカスされがちなことだ。いかにスピーディにサービスをリリースしても、安定運用できなければ信頼失墜を招く。そう、ビジネスの勝敗を決するカギは、リリース後のロイヤルティを支える運用管理スタッフが握っているのだ。こうした中、米グーグルが提唱した「SRE」――Site Reliability Engineer(サイト信頼性エンジニア)が注目を集めている。「サイトの信頼性向上のために、自動化、障害対応、パフォーマンス管理、可用性担保などを通じて収益・ブランドを支える役割」という概念だ。本来的にはWeb系企業における概念だが、ほぼ全てのビジネスをITが支えている今、一般的な企業の情シスにこそ、このSREの役割が求められるのではないだろうか。本特集では「SREという役割」を考察。“ビジネスにおける運用管理の価値”を再定義する。

特集:情シスに求められる「SRE」という新たな役割(3):

Site Reliability Engineering(以下、SRE)の現場はどうなっているのか。SREの日常的な仕事とはどのようなものなのか。開発エンジニアと運用担当エンジニアは、実際どのように役割分担し、協力し合っているのか。「SRE本」の監訳者などが語った。

【三木泉 , @IT】()
特集:情シスに求められる「SRE」という新たな役割(4):

2017年6月、執行役員 Chief Business Officer(CBO)に、元Facebookのバイスプレジデント ジョン・ラーゲリン氏を迎えるなど、国内はもちろんグローバル展開も加速させているメルカリ。世界に支持される同社サービスはどのように作られ、支えられているのか?――2017年9月に開催された技術カンファレンス「Mercari Tech Conf 2017」にサービス開発・運用の舞台裏を探った。

【高橋睦美 , @IT】()
特集:情シスに求められる「SRE」という新たな役割(2):

デジタルビジネスの競争が激化し、システム開発・運用の在り方がビジネスの成果に直結する状況となっている。こうした中で、運用管理者の役割も「担当システムの安定運用」から大きく変わりつつある。今回は、Googleの巨大なサービス群とインフラを支えているSRE――Site Reliability Engineer(サイト信頼性エンジニア)に、今、運用管理者が持つべき視点、マインドを探ってみた。

【内野宏信,@IT】()
特集:情シスに求められる「SRE」という新たな役割(1):

デジタルビジネスの激化を受けて、「いかにスピーディにITサービスを企画・開発するか」が重視されている。だが重要なのは「作ること」だけではない。リリースして以降、収益・ブランド向上はサービス運用を支える「運用管理の在り方」に掛かっている。本特集では米グーグルが提唱するSRE――Site Reliability Engineerの概念を通じて「運用管理のビジネス価値」を再考。今求められる情シスの役割を考える。

【編集部,@IT】()

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