「Oracle Ravello Cloud Service」はソフトウェアのトレーニング環境として使えるか? ソフトバンク コマース&サービスが検証:自動停止タイマーやテンプレート機能で安心&楽々(2/3 ページ)
プライベートクラウドで運用されているVMware環境を“修正なし”でそのままパブリッククラウドに移行できるサービスとして登場した「Oracle Ravello Cloud Service」。自社トレーニング環境への導入を検討するソフトバンク コマース&サービスが、その実力を検証した。[パブリッククラウド][Oracle Cloud]
これはうれしい! 「自動停止タイマー」で使いすぎを防止
読者の多くは、Oracle Ravello Cloud Serviceのパフォーマンスも気になることだろう。これについて検証した結果、一時的にレスポンスが低下する現象が見られたという。もっとも、「これはOracle Ravello Cloud Serviceの問題というよりも、その基盤として使われている各IaaSの特性によるものでしょう」と幸田氏は話し、「当社のようにトレーニング環境で使うケースならば、特に問題のないレベル」との見解を示した。
Oracle Ravello Cloud Serviceには、トレーニング環境として利用する際に有用な機能も備わっている。それは、仮想マシンの利用時にタイムリミットを設定し、期限が来たら自動停止させる機能だ。
「自動停止機能が提供されているところは、Oracle Ravello Cloud Serviceの非常に優れた点です。事前に設定した時間が経過したらサービスを止められるため、無用に動き続けて利用料金がかさんでしまう心配がありません。これは当社にとってうれしい機能ですね」(幸田氏)
また、先頃のバージョンアップによって課金機能が強化され、チームや部門の単位で利用額の上限を設定し、使用状況を定期的にレポートするといった機能が追加されているという。
以上のような検証の結果、幸田氏は「当社のトレーニング環境という用途では、Oracle Ravello Cloud Serviceは問題なく使えるサービス」と結論づけた。コストについても、問題なく利用できる範囲に収まると試算している。
提供:日本オラクル株式会社
アイティメディア営業企画/制作:@IT 編集部/掲載内容有効期限:2017年4月2日
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