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Microsoft、「Visual Studio 15.9.1」対応の最新「Windows 10 SDK」を公開WinUIやUWP XAMLホスティングAPIなどを提供

Microsoftは、「Visual Studio 15.9.1」で使用可能な最新の「Windows 10 SDK」を公開した。Fluent Design対応などが特徴だ。

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 Microsoftは2018年11月19日(米国時間)、「Visual Studio 15.9.1」で使用可能な最新の「Windows 10 SDK」を公開したと発表した。

 最新Windows 10 SDKの改良点は以下の通り。

Windows UI Library

 開発者はWindows UI Library(WinUI)を使うことで、ユーザーのOSアップデートを待つことなく、最新のFluent Designのコントロールとスタイルを利用できる。WinUIをインストールする際に用いるNuGetパッケージは、Windows 10 バージョン1607(Anniversary Update)以降に対応しており、Windowsでアプリやエクスペリエンスに使用されているのと同じ強力な公式のコントロールを含んでいる。

UWP XAMLホスティングAPI(プレビュー版)

 UWP XAMLホスティングAPIを用いると、Windows FormsやWPF(Windows Presentation Foundation)、C/C++ Win32など、UWP(Universal Windows Platform)以外の技術を使って作成されたアプリケーションで「UWP XAML Islands」をホストできるようになる。

 このため、アプリケーションの再作成や再パッケージ化によってUWPに対応させる必要がなくなる。また、UWP XAML Islandsを使うことで、開発者が使用しているUIスタックにかかわらず、柔軟で強力なXAMLへのアクセスが可能になる。Microsoftは、開発者が時間を節約できるように、一般的なUI要素に向けたWPFやWinForms用のラッパーも用意した。

Adaptive Cards 1.1

 Adaptive Cards 1.1は、メディア要素やアクションアイコンのような機能追加を可能にし、新しいVisual DesignerでのJSON形式のカード作成を容易にする。Adaptive Cardsは、Outlookでアクション可能メッセージとして利用できる他、Cortanaスキルや、TeamsのAzure botサービスを通じて利用できる。

Graph Notifications(プレビュー版)

 Graph Notifications APIに対応したことにより、「Microsoft Graph」を用いることでエンタープライズ対応の使いやすく、クロスプラットフォームの通知プラットフォームを作成できる。プレビュー版はiOSとAndroid、Windows、Graph Explorerをサポートする。

Project Ink Analysis

 Project Ink Analysisは、手書き入力に対応したアプリケーションの作成を可能にする。手書き認識機能も備えており、ユーザーがInk機能を生産的に利用できるようになる。同じ技術がMicrosoft Officeにも提供されている。

Hyper-V

 Android開発者がWindows上でHyper-Vを用いて、最新のAndroid APIが動作する高速なAndroidエミュレータを使えるようになった。この機能を利用するための最小要件は、x86マシン上のWindows 10 バージョン1803とVisual Studio 15.8。

Windows Machine Learning API

 最新のWindows 10 SDKでは、Windows Machine Learning APIを簡単に使い始めることができる。同APIは、Win32アプリケーションでもUWPアプリケーションでも同じものが使われる。APIの新機能は、ディープラーニングモデルのオープン標準フォーマットONNX 1.2.2モデルのサポート、ONNXにおけるFP32(単精度浮動小数点数)データ型のFP16(半精度浮動小数点数)対応への変換、Windows Server 2019のサポート、CPU上やGPU上の評価時間の改善などだ。

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