「コーチングはウザい」と思われちゃった僕のしくじり体験:仕事が「つまんない」ままでいいの?(68)(4/4 ページ)
「コーチングをかじった人ってすぐに質問攻めにするよね」「威圧的だよな」「キラキラした理想ばかり語ってウザい」――困っている人を支援したいと思って勉強したのに、もし、周りから煙たがられていたら……そうならないために気を付けたいコーチングとの関わり方とは?
コーチ自身が経験を積むこと
ここまで、私がコーチングを学ぶ際に失敗してきたことと、気を付けたいことについてお話ししました。
「コーチ」という言葉について、よく思うことがあります。
スポーツの世界で「コーチ」といえば、その道で実績を残した人や、秀でた人のことを指します。その道で結果を出そうと一生懸命やってきた。その間には、挫折も、不安も、葛藤も味わった。その結果、人より一歩秀でることができた。
その結果、「自分も○○さんのようになりたい」と、多くの人がコーチを訪ねるのだと思います。
ビジネスシーンでもそうありたいと思うのです。少なくとも「資格を取ったからコーチ」ではないと。
そういう意味で、私は自分を「コーチ」と呼ぶのが苦手です。大した経験もない私が人様の人生を導くことなどできないし、軽々しく人生など語れない。「聞き上手なおじさん」くらいがちょうどいい。
というわけで、コーチング勉強中の皆さん、私のようにしくじらずに、楽しく学んでくださいね。
筆者プロフィール
しごとのみらい理事長 竹内義晴
「仕事」の中で起こる問題を、コミュニケーションとコミュニティーの力で解決するコミュニケーショントレーナー。企業研修や、コミュニケーション心理学のトレーニングを行う他、ビジネスパーソンのコーチング、カウンセリングに従事している。
著書「感情スイッチを切りかえれば、すべての仕事がうまくいく。(すばる舎)」「うまく伝わらない人のためのコミュニケーション改善マニュアル(秀和システム)」「職場がツライを変える会話のチカラ(こう書房)」「イラッとしたときのあたまとこころの整理術(ベストブック)」「『じぶん設計図』で人生を思いのままにデザインする。(秀和システム)」など。
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