連載
旧バージョンのWindowsが存在しない、新しい世界に備えよう――Windows、IEのサポート終了を再確認:企業ユーザーに贈るWindows 10への乗り換え案内(121)
本連載でも繰り返しお伝えしていますが、今回はリマインダーとして、この先1年でサポート終了を迎えるWindowsのバージョンを再確認します。
クライアント環境は、Windows 10/11だけの世界がすぐそこに
もし、企業のオンプレミス環境で以下のOSで稼働しているクライアントやサーバがある場合、これらのOSのサポート終了期限は「2023年1月」と、後1年を切っています。
- Windows 8.1
- 3年目を購入した「拡張延長更新プログラム」(Extended Support Updates、ESU)でカバーされるWindows 7
- 3年目を購入したESUでカバーされるWindows Server 2008/2008 R2サーバ
何か特例措置があって、有償または無償でこれ以上の延長がMicrosoftから提供されるとは考えられません。早急に新システムへの移行やクラウド化など、何らかの対応策を実施してください。なお、Microsoft Azureで無償提供される「Windows Server 2008/2008 R2」向けのESUは、さらに1年の4年目が提供されることが既に決定されています。
以下の表1は、現在サポートされているWindowsのバージョンとサポート終了日をまとめたものです。この表にないOSは、既にサポートが終了していると考えてください(注:OEM向け、IoT、MultiPoint Server、および既に開発が終了されており、2022年8月で全てのサポートが終了する「Windows Server半期チャネル」《SAC》は含めていません)。なお、ESUは正確にはサポートを提供するものではなく、重要なセキュリティ修正プログラムをサポート終了後も最大3年間提供するサービスです。
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