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7割の経営者が「情シスからの提案内容を理解できている」と回答、一方で情シスは…… メタップスが調査一方で「情シスが提案する場がない」という意見も

メタップスは、経営者と情シスの意識比較調査の結果を発表した。約7割の経営者が「情シスからの提案内容を理解できている」と回答しており、その理由として最も多かったのは「普段から情シスと積極的にコミュニケーションを取っているから」だった。

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 メタップスは2022年6月27日、経営者と情報システム部門(情シス)の意識比較調査の結果を発表した。それによると、自社ITに関する提案への理解度について、経営者と情シスの間に乖離(かいり)があることが分かった。

 この調査は、情報システム部門がある従業員数50〜500人未満の企業の経営者・役員と情報システム担当者を対象に実施し、経営者・役員は303人、情シスは316人から有効回答を得た。

情シスに望むのは「総務や庶務も含めた幅広い業務」

 情シスに対してどの程度のレベルの「自社IT」を期待しているかとの問いに対して、経営者の回答は「IT以外(総務や庶務など)も含む幅広い業務」で37.7%、「ITに関する経営判断やアドバイス」が27.7%などが上位だった。それに対して情シスは「日々のルーティンワークをそつなくこなす」の24.4%、「IT以外(総務や庶務など)も含む幅広い業務」の16.7%が上位だった。

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情シスに期待するもの/期待されていると思うもの(提供:メタップス

 自由意見として、経営者からは「経営に役立つデータのタイムリーな提供」「部署に関係なく、生産性向上を目的としたシステム開発」などが挙がり、情シスからは「若手の育成」「業務フローおよびプロセスの効率化」といった声が聞かれた。

理解度の違いは「コミュニケーション」の捉え方が原因?

 「自社の経営者は情シスからの『自社ITに関する提案』を十分に理解できていると思うか」と聞いたところ、「かなりそう思う」が22.7%、「ややそう思う」が47.9%と約7割の経営者が「提案内容を理解できている」と答えた。

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