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お悩みその13 ノーコードツールを導入したのに、DXが進まない(38歳 男性 社内SE):知識を与えるだけじゃ何も変わらねぇ(2/4 ページ)
非エンジニアに市民開発を広めたいというお前の考え、力任せに応援するぞ。だが、そのやり方じゃうまくいかねえだろうな。
ゴリラエンジニアbotによるお悩みデバッグ
ガバチョよ、お前は社内SEのようだな。俺はゴリセールス、もといプリセールスとして法人向けサービスを売り込みに行くことがあるんだが、口説くべきは経営陣ではなく社内SE部門だと考えている。非IT企業の場合は特にだが、社内SEに納得してもらえれば導入までこぎ着ける可能性は高くなるからな。
そんな社内SEの悩みのタネは、導入が決まった新しいサービスをどうやって社内に浸透させていくかだよな。社内SEと現場である事業部門のITリテラシーの温度差、さらには経営陣との温度差に挟まれて身動きが取れなくなりがちだ。
にもかかわらず、エンジニア以外へ市民開発を広めようとする姿勢は称賛に値する。この「お悩みデバッグ」のビジョンは全人類をエンジニアにすることなので、力任せに応援させてもらうぞ!
とはいえ、非エンジニアにいきなりローコード/ノーコードツールの使い方を伝授しても、うまく定着することは少ないだろう。お前のやろうとしていることは、義務教育でのプログラミングの授業に近い。IT知識やプログラミング言語など技術知識を与えるのは大事だが、自分の何に応用できるのかを考えさせることに失敗している、というわけだ。
だから俺としては、技術知識と併せて、技術を応用するエンジニア的な思考を身に付けさせることを提案したい。むしろ、そのエンジニア思考を最初に教えるべきだと考えている。
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PDCAで打席に立つ「数」を増やし、アルゴリズムを理解して「打率」を上げるのよ。さらに心のバグをデバッグしたら、きっとすてきな恋ができますわ♪