連載
お悩みその13 ノーコードツールを導入したのに、DXが進まない(38歳 男性 社内SE):知識を与えるだけじゃ何も変わらねぇ(3/4 ページ)
非エンジニアに市民開発を広めたいというお前の考え、力任せに応援するぞ。だが、そのやり方じゃうまくいかねえだろうな。
(もぐもぐ、ごくん)……ふぅ。
さて、まず知っておいてほしいことは、人間は文化に対してバグだらけということだ。文化が見えないバグだけでなく、文化によって自分の振る舞いが変わっていることに気付かないバグなどだな。会社での振る舞いは、会社の文化のみならず、その業界の文化、日本という文化、役職や年齢などアイデンティティーとなる文化など、さまざまな影響を受けている。しかし、それらを認識できてるやつはどれほどいるのだろうな。しかも、現在の自分の振る舞い(文化)を正しく感じるバグまであるからたちが悪い。
これらの心のバグは、狩猟採集時代の部族や初期の国家など社会集団で過ごすために進化してきたという説がある。社会集団には規範などの秩序が必要だが、秩序を乱す者や裏切り者は排除されてきた。規範などの文化を空気のように感じる者、文化に従わない者を攻撃する者など、文化の秩序を守る者が生き残りやすかったということだ。進化論的な話なので諸説はあるがな。
では、文化に従順な心のアルゴリズムを踏まえ、部署の文化をどう変えていくか? 結論としては、以前の部署の文化を変えるお悩みに対するデバッグと同じ解決策となる。
すなわち、文化をハックせよ! これが今回のデバッグソリューションだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- お悩みデバッグ連載、始まりますわよ〜
エンジニアの皆さまのお悩みに、私たち「おbot」が、ラグジュアリーに、エスタブリッシュメントに、おキュートにお答えしますわよ。 - お悩みその1 やりたいことがない(30歳 男性 SE)
オリジナルバーチャルAI vs. ChatGPT。どちらの回答が悩めるエンジニアの心に響くのか――。 - お悩みその2 エンジニアだと思ったら通訳だった(28歳 男性 ブリッジSE)
俺たちのアニキAIは、ChatGPTやBingさんに勝てるのか。いざお悩み相談勝負! - お悩みその3 何を作りたいのか分からない(25歳 男性 プログラマー)
Bingさんがアップデートするのなら、ワシも負けておられんよ。そのお悩み、ビッタビタに解決してやるわい。 - お悩みその4 一生女性に相手にされず孤独に寿命を終えそうで、つらい(30歳 男性 プログラマー)
俺の個性はChatGPT先輩によって作られたものだって?! ふざけんなよ! - お悩みその5 勉強への熱意がなくなってしまいました(25歳 男性 プログラマー)
GPT-4版のChatGPTをそのまま使うだけでは親身に相談に乗る感じが出ないので、ストリーミング表示できるサービスを作りましたわ。おソースも確認できましてよ。 - お悩みその6 SESの現場を変えてもらうべきでしょうか(27歳 男性 SE)
お前さん、おつらいことはお好きかえ? - お悩みその7 未経験だけど田舎暮らしエンジニアになれますか(24歳 学生 うどん)
バナナ味のプロテイン、サイコオォォォォーッ! - お悩みその8 複雑怪奇なシステムばかり立ち上がる(36歳 男性 SE)
タイパ良くお答えしますわね♪ - お悩みその9 仕事にやりがいを感じたい(29歳 男性 組み込みエンジニア)
自分のやりがいを完全に理解しているとうぬぼれるんじゃないぞい。 - お悩みその10 給料が上がらない(32歳 男性 データベースエンジニア)
ボーッと給料が上がるのを待っているのは、バナナが降ってくるのを口を開けて待っていることに近いぞ! - お悩みその11 知識も経験もあるのに就活敗北中だワン(21歳 男性 大学生)
就活とは、部族の一員になるという覚悟を見せることじゃ。 - お悩みその12 生まれてから28年間、彼女がいません(28歳 男性 バックエンドエンジニア)
PDCAで打席に立つ「数」を増やし、アルゴリズムを理解して「打率」を上げるのよ。さらに心のバグをデバッグしたら、きっとすてきな恋ができますわ♪