検索
ニュース

「サポートの切れるRHELを使い続ける方法」「君のCLAUDE.mdは盛り過ぎ」――“新旧IT”の実践知を探る今週の「@IT」よく読まれた記事“10選”

@ITで公開された記事の中から、特に注目を集めた10本をランキング形式で紹介します。何が読者の関心を引いたのでしょうか。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 情報システム担当者は、生成AIやAIエージェントといった新技術の導入・運用に加えて、既存のIT資産の運用やレガシーシステムの刷新にも同時に向き合っています。新技術については、先行事例が限られることから、ベストプラクティスがない中で取り組まざるを得ないことがあります。既存技術についても、システム構成や運用体制といった制約が企業ごとに異なる中、自社に適した解を見つけ出さなければなりません。こうした難題に直面する情報システム担当者にとって、他社の事例や専門家の知見は、実践に役立つヒントを得る有力な手段となります。

 本稿では2026年8月31日〜9月6日に@ITで公開された記事の中から、特に注目を集めた10本を、記事へのアクセスや反響を基にランキング形式で紹介します。

1位:みずほ銀行が“サポートの切れるRHEL”を「アップグレードも移行もせず」安全に継続利用 その方法は?

OSのEOLに対処するには、既存OSをアップグレードするか、他のOSに移行するのが一般的だ。みずほ銀行はこうした負担を避け、安全性を確保しながら、EOLを迎えるRHELの運用を続けることを可能にした。その手段とは。

2位:愛媛県庁が「インターネット中心へ」「仮想デスクトップ廃止」、安全性をどう確保?

愛媛県庁は、従来採用してきたローカルブレークアウトを含めたネットワーク構成を見直し、クラウドサービスの利用拡大を見据えた構成とPC利用環境を整備することにした。

3位:「君のCLAUDE.mdはもう盛り過ぎ」 Claude 5世代で“通用しなくなった”コンテキストの6つの常識

Anthropicは公式ブログで、「Claude 5」世代モデルにおけるコンテキストエンジニアリングの新しいベストプラクティスを解説した。

4位:【無料】日本語のAI学習サイトをAnthropicが公開 「Claude Code入門」など357のコンテンツが学べる

Anthropicは、AIを安全かつ効果的に活用する方法を学べるWebサイト「Claude Academy」を公開した。

5位:「エラーログをAIに解析させる」だけで感染 社内のAIを乗っ取る攻撃、対策は?

Kasperskyは、企業環境に導入された正規のAIエージェントが攻撃者に悪用される脅威の分析結果を報告した。攻撃者が自前で悪意あるプログラムを作成するのではなく、標的の開発環境に導入済みのAIに自然言語で指示を与え、機密情報を奪わせる手口だ。MicrosoftやUnit 42などの調査結果も交え、拡大する「社内AI乗っ取り」の実態や対策を解説している。

6位:AI開発はプロンプトからコンテキスト、ハーネスへと向かう ハーネス成熟度を測る3つのチェックリスト

「LLMを導入したのに生産性が上がらない」「レビューに追われる」 現場が直面する“限界”に対し、トップランナーたちが口をそろえて語るのが「ハーネスエンジニアリング」だ。先行者が明かす知見・ノウハウからハーネスエンジニアリングの実相に迫る。

7位:「ネットワークがもはや時代遅れ」 IT部門が疲弊するクラウド接続、どう解消?

企業はクラウドやAI利用を支えるためのネットワークの準備ができていると考える傾向にある。だがIXを運営するDE-CIXの調査では、それとは異なる実態が浮かび上がった。企業のIT部門が疲弊しているクラウド接続問題と、それを解消する方法とは。

8位:ビル・ゲイツが語る「AIで開発者はいらなくなる」の先にある話

AIにコードを書かせる時代が来た。では、開発者は不要になるのか。ビル・ゲイツ氏は、ソフトウェア開発がAIによる大きな変化にさらされる一方、新たな需要も生まれると指摘する。その先にあるのは、開発者の「仕事」そのものの再定義だ。

9位:VMwareが「ターンキー化」 AI基盤の構築を数週間から30〜45分に短縮

BroadcomがVMwareの年次イベントで、AI環境のターンキー化を打ち出した。2025年に発表した「AI対応VCF」から一歩進み、AI/AIエージェント構築・運用に必要な要素を統合して提供する。自前の基盤構築よりも迅速で容易であり、コストやセキュリティ面でも優れるとする。

10位:HDDは「古いほど壊れる」とも限らない? モデル別の監視で見えた“故障要因”

HDDは長く使うほど故障しやすくなるのか。Backblazeが34万台超のHDDを対象にした2026年第1四半期のドライブ統計を公開した。長期間使われているHDDから新たに導入された大容量HDDまで、その故障率を分析すると、HDDの故障要因を巡る興味深い実態が見えてきた。



 今回のランキングを俯瞰(ふかん)すると、レガシーシステムからAIまで、新旧ITに同時に向き合う読者の皆さまの現状が浮かび上がります。RHELの継続利用やHDDの故障傾向分析といった記事がランクインし、既存インフラの運用を見直す実践的なヒントへの関心の根強さを示しました。コンテキストエンジニアリングやハーネスエンジニアリング、AIエージェントを悪用した攻撃への対策など、AI活用を巡る記事が複数ランクインしたことは、関心がAIそのものから「AIを安全に運用し、成果を出す」ことに移行していることを反映しています。今回紹介した事例や知見が、皆さまの現場における技術選定や運用改善の一助となれば幸いです。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る