特集:Visual Studio 2008&ASP.NET 3.5ASP.NETアプリ開発者のための
山田祥寛(http://www.wings.msn.to/) |
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[4]ListViewコントロールのテンプレートを定義する
データソースの表示が完了したら、次にデータ表示のためのテンプレート(レイアウト)を定義しておこう。
ListViewコントロールのテンプレートを定義するには、タスク・メニューから[ListViewの構成]を選択すればよい*2。
*2 ウィザードを使わずに、一からテンプレートを自作しても(もちろん)構わない。しかし、多くの場合は定型的なテンプレートを適用しておいて、そこからカスタマイズしていった方が効率的だろう。 |
図3 [ListViewの構成]ダイアログ |
ListViewコントロールのタスク・メニューから[ListViewの構成]を選択して開く。ListViewコントロールで使用するテンプレートを定義できる。 |
[ListViewの構成]ダイアログが表示されるので、次の図4の要領で必要最低限の情報を設定しておこう。ダイアログを閉じると、フォーム・デザイナには、設定した内容に基づいてテンプレートの適用イメージ(ランタイム・ビュー)が表示されるはずだ。
図4 テンプレートが適用されたListViewコントロール |
[ListViewの構成]ダイアログでの設定内容が反映される。 |
[5]自動生成されたテンプレートをカスタマイズする
もっとも、ここでは最低限のテンプレートが生成されているにすぎないので、多くの場合は、ここから用途に合わせたテンプレートの編集を行う必要がある。
テンプレートを編集するには、ListViewコントロールのタスク・メニューの[現在のビュー]から編集したいテンプレートを選択すればよい。
図5 ListViewコントロールのEditItemTemplateテンプレート |
ListViewコントロールのタスク・メニューの[現在のビュー]から編集したいテンプレートを選択して開く。 |
選択されたテンプレートがフォーム・デザイナ上に表示されるので、後はこれらテンプレートを適宜編集していくだけだ。
ListViewコントロールで利用可能なテンプレートは、以下のとおりである。
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ListViewコントロールで利用可能なテンプレート | ||||||||||||||||||||||||
*a 例えば、グループごとのデータ項目数が3で、データ項目の総数が5である場合、最後のグループでは1つデータが不足する。その場合に空の項目部分の表示を決定するのがEmptyItemTemplateテンプレートの役割である。 *b グループとはデータ項目を束ねる単位のこと。これによって、(例えば)データ3個ごとに改行や<tr>タグ、水平線を加えたりといったレイアウトが可能になる。グループに含まれるデータの項目数は、GroupItemCountプロパティで指定できる。 |
これらのテンプレートが適用される場所を図示すると次のようになる。
図6 各テンプレートが適用される場所 |
INDEX | ||
Visual Studio 2008&ASP.NET 3.5 | ||
ASP.NETアプリ開発者のためのVisual Studio 2008新機能 Part I | ||
1.JavaScriptサポートを大幅に強化 | ||
2.外部のJavaScriptライブラリやサービス・メソッドも認識可能 | ||
3.サービス・メソッドを利用する場合/自作ライブラリにもツール・ヒントを表示 | ||
4.機能強化されたJavaScriptのデバッグ機能 | ||
ASP.NETアプリ開発者のためのVisual Studio 2008新機能 Part II | ||
1.CSSサポートもますます使いやすく(1) | ||
2.CSSサポートもますます使いやすく(2) | ||
3.マルチターゲッティング機能/分割ビュー | ||
4.マスタ・ページのネスト機能/エクステンダ・ウィザード | ||
ASP.NETアプリ開発者のためのVisual Studio 2008新機能 Part III | ||
1.新しいデータアクセス・コントロール − ListViewコントロール −(1) | ||
2.新しいデータアクセス・コントロール − ListViewコントロール −(2) | ||
3.より柔軟なページャの配置を可能にする − DataPagerコントロール − | ||
4.ASP.NETページでLINQ機能を利用する − LinqDataSourceコントロール − | ||
ASP.NETアプリ開発者のためのVisual Studio 2008新機能 Part IV | ||
1.UpdatePanelコントロールの適用範囲が拡大 | ||
2.ロール・アクセスに対応したアプリケーションサービス・ブリッジ | ||
3.Webサービス・ブリッジがWCFをサポート | ||
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