岡田 大助
@IT編集部
2007年6月29日

■4分 - モバイルFeliCaシステムを構成する要素

 モバイルFeliCaのシステムを構成する要素は、FeliCa対応携帯電話だけではありません。大きく4つに分類できます。

 まず、「モバイルFeliCaアプリケーション」。モバイルFeliCaの特徴の1つはアプリケーションのダウンロードですから、アプリケーション配信用サーバも必要になります。また、サーバ側のシステムと連携させるようなサービスを展開する場合は、サーバ側のアプリケーションも必要になるでしょう。

 次に、モバイルFeliCa対応の携帯電話。アプリケーションの開発という視点では、モバイルFeliCa ICチップ内の「メモリ領域」になります。携帯電話キャリアによって、メモリ領域は共通領域フリー領域に分かれています(NTTドコモが“勝手アプリ”用にフリー領域を提供)。高いセキュリティ機能を備える共通領域に比べ、フリー領域はPINを使ったアクセス制御しかできません。

【関連リンク】
作ろう! iモードコンテンツ iモードFeliCa

 そして、「リーダ/ライタ」。リアルでのサービスを提供するためには、リーダ/ライタ側の開発が必要になります。

 最後に、「リモート発行サーバ」。これは、フェリカネットワークスが提供するサービスです。ユーザーがダウンロードしたアプリケーションを利用可能な状態にするためには、リモート発行サーバが遠隔操作でサービス登録を行います。


Index
5分で絶対に分かるモバイルFeliCa
  身近になった非接触型ICカードとは
  FeliCaとモバイルFeliCaの違い
  利用シーンは「リアル」「サイバー」「スタンドアロン」
  利用目的は「認証」「バリュー」「履歴」
モバイルFeliCaシステムを構成する要素
  モバイルFeliCaアプリを開発するには

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