
岡田 大助
@IT編集部
2007年6月29日
■2分 - 利用シーンは「リアル」「サイバー」「スタンドアロン」
モバイルFeliCaの使われ方は、3種類に分類できます。「リアル」「サイバー」「スタンドアロン」です。利用シーンといってもよいでしょう。
リアルは、リーダ/ライタにかざして使うFeliCaカードと同じ方法です。携帯電話とリーダ/ライタが無線通信を行い、相互認証を行います。店頭での電子マネーによる決済や電子チケットといった利用法が考えられます。
サイバーは、携帯電話回線を利用してサーバとデータをやり取りさせる使い方です。ネットワーク経由でモバイルFeliCaのメモリ領域内にデータを配信したり、モバイルFeliCaアプリケーションをサービス事業者のサーバ側のアプリケーションと連動させるサービスなどが考えられます。
スタンドアロンとは、文字通り単体で完結する使い方です。モバイルFeliCa ICチップに用意されているシリアル通信インターフェイスを使って、チップ内のデータをディスプレイに表示するアプリケーションが考えられます(Viewew機能)。
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5分で絶対に分かるモバイルFeliCa | |
身近になった非接触型ICカードとは | |
FeliCaとモバイルFeliCaの違い | |
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利用シーンは「リアル」「サイバー」「スタンドアロン」 |
利用目的は「認証」「バリュー」「履歴」 | |
モバイルFeliCaシステムを構成する要素 | |
モバイルFeliCaアプリを開発するには |
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