CAが導入できたら、次はそれを使って実際にサーバ証明書を作成する。そのためにはまずサーバ上でInternet Explorer(IE)を起動し、証明書サービスのWebインターフェイス画面である「http://localhost/certsrv」というページを開く。なおこのとき、IEの「ローカル イントラネット」ゾーンで表示されるので、セキュリティ設定をデフォルトの「中低」から、一番下の「低」に下げておく。これをしないと、証明書の発行などが行えないことがある。
証明書サービスのページが開いたら、「証明書を要求する」のリンクをクリックする。
証明書サービス画面「証明書を要求する」のリンクをクリックすると、「証明書の要求」画面が表示されるので、一番下のリンクをクリックする。
次の画面では、一番上のリンクをクリックして、詳細な要求を設定する。
リンクをクリックすると、IEがセキュリティの警告ダイアログ(「このページのActiveXコントロールは、安全でない可能性があり、……」というメッセージ)が表示されるので、[はい]をクリックして進める。さらに次のような確認ダイアログも表示されるので、これも[はい]を選択して先へ進める。
次の画面では要求する証明書の情報を入力する。要求する証明書の識別情報や種類を選択して先へ進める。
証明書の要求の詳細設定以上で証明書作成要求は送信されたが、実際に証明書が作成されるまでは1〜2日保留される(この間なら取り消せる)。保留中の作成要求は証明書サービス管理Web画面で確認できるが、今回はすぐに作成させたいので、証明機関管理ツールで保留中の要求をすぐに処理させてみる。
まず[ファイル名を指定して実行]で「mmc」と入力し、MMC管理コンソールを表示させる。そして[ファイル]メニューの[スナップインの追加と削除]を実行する。すると次のような画面が表示されるので、「証明機関」スナップインを追加する。
証明機関管理コンソールの起動上の画面において、左側のペインで「証明機関」を選択して[追加]ボタンをクリックすると、このスナップインで管理する対象を問い合わせるダイアログが表示されるので、デフォルト設定(ローカル・コンピュータ)のまま、設定を完了させる。
すると次のような証明機関管理コンソールが表示されるはずなので、保留中の要求を処理させる。
保留中の要求の処理次は処理された証明書をインストールする。そのためにはWebブラウザでまた証明書サービスの管理ページを開く。
すると証明書の状態が表示される。
作成された証明書のリンクをクリックして、内容を確認する。インストール可能なサーバ証明書になっているので、そのままインストールさせる。
「この証明書のインストール」をクリックして、このサーバに証明書をインストールさせてから、次へ進む。
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