次はRRASサービスをインストールする。具体的には「ネットワーク ポリシーとアクセス サービス」役割を追加後、RRASサービスを有効化する。RRASではVPNサーバ・サービスだけでなく、ルーティングやオンデマンドのVPN接続(リモートVPNサイトへの接続)、ダイヤルアップ・サーバ・サービスなど、多くの機能を持っているが、今回はVPN接続用のサービスだけを有効にする。
まず、前述したように、インターネットからのVPN接続を受け付けるべく、2枚目のネットワーク・インターフェイスをサーバ・マシンに追加する。次にサーバ・マネージャで「役割の追加」ボタンをクリックして、役割の追加ウィザードを起動する。そしてRRAS関連のサービスを追加する。
役割サービスの選択画面では、「ルーティングとリモート アクセス サービス」を選択して、役割ウィザードを完了させる。
役割サービスの追加以上でRRASサービスはインストールされるが、まだ有効化されていない。次はその設定を行う。
まず[管理ツール]で[ルーティングとリモート アクセス]を起動する。最初はまだ機能が無効化されているはずなので、これを有効化する。
RRASサービスの有効化以上の操作を行うと、「ルーティングとリモート アクセス サーバーのセットアップ ウィザード」が起動するので、必要な機能の選択や設定を行う。ウィザードの最初の画面では、どの機能を利用するかを選択する。今回はVPNサーバとして設定するので、「リモート アクセス (ダイヤルアップまたはVPN)」を選択する。
VPNサーバの選択次の画面では「VPN」を選択する。
次の画面では、VPNサービスを受け付けるためのネットワーク・インターフェイスを指定する。今回は、インターネット向けに2つ目のインターフェイスを用意しているので、それを指定する。
VPN着信用インターフェイスの指定次の画面では、VPNで着信したクライアントに対して、どうやってIPアドレスを割り当てるかを指定する。今回は静的なIPアドレス範囲を用意して割り当ててみる。
次の画面では割り当てるIPアドレスの範囲を指定する。VPNクライアントに対して、この中から自動的にIPアドレスが割り当てられる。
IPアドレス・プールの設定以上でVPNサーバ側の設定は完了である。次は、VPNのクライアント側の設定を行う。
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