運用

WEP暗号化の基礎と実践
―― 安全な無線LANを構築するための知識と設定・運用の実際 ――

井上孝司
2002/04/11


 IEEE802.11b対応の無線LAN製品の低価格化などにより、企業から個人まで、無線LANが幅広く普及している。特にネットワーク・ケーブルの配線が容易でない環境では、無線LANは非常に便利だ。しかし便利さの裏側には、ネットワークへの不正侵入や情報漏えいなどの危険が潜んでいる。

 幸いIEEE802.11b/IEEE802.11a無線LANでは、安全な通信を行うためにWEP(Wired Equivalent Privacy)と呼ばれる暗号化仕様が考案された。不正侵入などに強い無線LAN環境を構築すると共に、万一の事態をいち早く検知し、これに的確に対処するには、WEPに対する正しい知識と設定、運用が欠かせない。本稿では、まずこのWEB暗号化仕様の基礎を解説し、続いて実際の製品を使った設定方法、設定の注意点などを解説する。

 なお暗号化設定の前段階として、IEEE802.11b 無線LANに関する基礎解説と、Windows XPを使った無線LANの設定方法については、別稿「Windows XPで始める無線LAN――XPの標準サポートで無線LANはこう変わる」で解説した。まだ無線LAN自体に詳しくないという場合は、まずはこちらを参照していただきたい。

関連記事(Windows Insider内)
Windows XPで始める無線LAN――XPの標準サポートで無線LANはこう変わる
  
 

 INDEX
[運用]WEP暗号化の基礎と実践
    1.無線LANの安全性を確保するWEP暗号化
    2.アクセス・ポイント側のWEP設定
    3.SSIDが自動検出可能な場合のWindows XP側の設定
    4.SSIDが自動検出不可能な場合のWindows XP側の設定
    5.Windows XPにおける「利用できるネットワーク」と「優先するネットワーク」の違い
    6.Windows 2000におけるWEP暗号化の設定
    7.おわりに
 
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