SOAフレームワークBeehiveに挑戦(2) 2/4
Beehive開発環境「Pollinate」を使ってみよう
www.netpotlet.com
原田洋子
2005/3/17
Pollinateには3種類のサンプルが付属しています。そのうちの1つであるページフローをPollinateサイトの「Pollinate 1.0 Tour」で紹介されている手順に従って動かしてみます。
Eclipseのいつもの手順ですが、最初に次のようにしてプロジェクトを作成します(図2)。
ファイル → 新規 → その他 → Pollinate/Beehive Project → 次へ
Beehiveプロジェクトを作るときにコンテナの設定も同時に行います。この設定を行っておくと、Tomcatプラグインのようにコンテナの起動/停止を管理できるようになります。本稿ではTomcat v5.5を使っているので次のようにします(図3、図4)。
New...(Target Serverのボタン)→ Apache→ Apache Tomcat v5.5
→ 次へ → Browse(Tomcat 5.5.7のトップディレクトリを選択) → 終了
ここでプロジェクト名になる名前をNameに入力します。本稿では「orchid」にしました。するとContext Rootにも同じ名前が自動的に入力され、図5のようになります。この図で次へのボタンをクリックしてPageflow Demoテンプレートを指定します(図6)。
次へ → Create an application using one of the templates below を
チェック → Pageflow Demoを選択 → 終了
以上でBeehiveプロジェクトorchidができます。このプロジェクトには必要なJARアーカイブがすべてそろえられ、Webアプリケーションとしても動くようになっています。Webアプリケーションのコンテキストルートに当たるのはWebContentフォルダです。なお、Beehiveプロジェクトが作成されてもリソースパースペクティブのままなので、
ウィンドウ → パースペクティブを開く → Java
のようにしてJavaパースペクティブに切り替えておくといいでしょう(図7)。
図2 Beehiveプロジェクトの作成(クリックで拡大します) |
図3 Target Serverの指定1(クリックで拡大します) |
図4 Target Serverの指定2(クリックで拡大します) |
図5 Beehiveプロジェクトの設定(クリックで拡大します) |
図6 テンプレート指定(クリックで拡大します) |
図7 作成されたBeehiveプロジェクトorchid(クリックで拡大します) |
BeehiveプロジェクトがWebアプリケーションとして動くようにするための配備の設定です。この設定はServersビューで行いますが、このビューが表示されていなかったら
ウィンドウ → ビューの表示 → その他
と進むと図8が表示されるので、ここでServersを指定します。
Serversビューが表示されたら、次のようにしてServerのエントリを作ります(図9、図10、図11)。
Serversビューで右クリック → New → Server →
Tomcat v5.5 Server選択 → 次へ → orchid 選択 → Add → 終了
Tomcat Serverが作られると図11のように表示されますが、ここでServerを選択して右クリックするとTomcatの起動/停止などができます(図12)。
図8 Serversビューの表示 |
図9 Serverの作成(クリックで拡大します) |
図10 Serverの指定(クリックで拡大します) |
図11 作成されたServer(クリックで拡大します) |
図12 Tomcatの起動/停止(クリックで拡大します) |
(次ページへ続く)
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SOAフレームワークBeehiveに挑戦(2) Beehive開発環境「Pollinate」を 使ってみよう |
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Page
1 ・Eclipseプラグイン「Pollinate」とは ・Pollinateプロジェクトとは ・Pollinateの機能 ・Pollinateを使ってみよう |
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Page 2 ・ページフローサンプル 1)Beehiveプロジェクトの作成 2)Beehive Webアプリケーションの設定 |
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Page 3 3)Beehive Webアプリケーションの実行 4)ページフローエディタの操作 |
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Page 4 ・Pollinateを使った簡単なプログラミング ・まとめ |
「SOAフレームワークBeehiveに挑戦」 |
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