Pentium III Xeon
【ペンティアム・スリー・ジーオン】
最終更新日: 2001/11/16
Intelのサーバ/ワークステーション向けx86プロセッサの1種。Pentium II Xeonの後継である。Pentium IIIをベースに、2次キャッシュの増量、マルチプロセッサ(SMP)対応、電源などの強化がなされている。また、Pentium II Xeonと比べると、ストリーミングSIMD拡張命令(SSE)のサポートが追加されている。
Pentium III Xeonは大別すると、デュアルプロセッサ対応モデルとマルチプロセッサ対応モデルに分類できる。前者は、2プロセッサ構成までサポートしており、Pentium IIIに比べると、装着するスロットがSC330(Pentium IIIはSC242またはSlot 1)になっている。ローエンドからミッドレンジのサーバやワークステーションをカバーするプロセッサといえる。一方、後者はデュアルプロセッサ版の特徴に加えて、4〜8プロセッサ構成のサポートや、Pentium IIIの256Kbytesに対して大幅に増量された512K〜2Mbytesの2次キャッシュの搭載など性能面での強化がなされている(2001年4月末の時点で、2次キャッシュ512Kbytes版はラインアップから外れている)。ミッドレンジからハイエンドのサーバをカバーするプロセッサといえる。
デュアルプロセッサ版もマルチプロセッサ版も、パッケージはPentium II Xeonと同様な、大型のS.E.C.カートリッジを採用している。
Pentium III Xeon 写真提供:Intel |
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