ノベルがDirXMLを拡張、インフォテリアとも協業へ

2001/9/27

 ノベルは、同社のディレクトリツールである「DirXML」を機能拡張し、eDirectoryが連携する対象を拡大させた。主要なRDBやWindows NT、テキストファイルなどとディレクトリ情報の同期が行えるほか、インフォテリアのBtoBサーバと連携させたソリューションなども提供する。

 DirXMLは、ノベルのディレクトリサーバであるeDirectoryのアドイン。データ表現にXMLを利用することで、柔軟な機能拡張を可能にする。今回はその拡張機能として、Windows NTのドメイン管理機能との連携や、各種データベースとJDBC経由でのデータ連携などを実現した。

 また、ノベルはインフォテリアとの協業も発表。インフォテリアのBtoBサーバ「Asteria」にeDirectory対応のLDAPクライアント機能を組み込むことで、BtoBの通信を行う際に必要な証明書情報などを一括管理できるソリューションを発表した。すでにこうした組み合わせでの稼働実績があるという。さらに将来的には、BtoBのプロセスの中の見積書の承認や発注書の確認など、認証した上で署名する、といったセキュリティが求められる部分の個人情報の管理も、こうしたディレクトリとの連携で実現されるという。

 DirXMLの拡張で連携可能になったのは、Oracle8x、IBM DB2 UDB 7.x、Microsoft SQL Server 7.xのJDBC経由でのデータ連携、そしてCSVなどのテキストファイルとの連携など。また、すでに既存の製品ではMicrosoft Active Directory、ロータス ドミノ、Exchange Server、iPlanet Directory Serverなどとの連携も実現している。

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ノベル
インフォテリアの発表資料

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