ネットワークアソシエイツがWebベースのCRMソフトを発表

2001/10/19

 日本ネットワークアソシエイツは10月17日、WebベースでCRMを構築できるソフトウエア「Magic Total Service Desk Enterprise Edition Ver 7.0」(Magic)を、11月9日より出荷すると発表した。

 同製品は、顧客サービスを提供するコールセンター/サポートセンターから社内ヘルプデスクや営業支援までをターゲットとした製品。価格は111万5000円より。初年度で10億円の売り上げを見込んでいる。

 日本での同社のイメージは、どちらかというと“セキュリティ”にある。“なぜCRM製品を?”という問いに対し、同社がこれまで、企業向けのウイルス駆除パターンファイルなどの更新ソフトとして、社内ヘルプデスク用の製品を販売してきた実績を理由に挙げる。そこて蓄積したノウハウを凝縮したのが「Magic」だという。

 同製品の特徴としては、(1)100%Webベースで対応、(2)ビジネスの変化に伴うGUIやDBのデザイン変更が容易、(3)新たなモジュールの追加が不要、といった点が挙げられる。その他にも、セルフサービス機能や全文検索機能を使用することにより、スタッフの業務負荷を低減できるという。

 日本ネットワークアソシエイツは、米国での同製品シリーズ(Ver.5、Ver.6、Ver.7)が、フロリダ法務局などの政府機関をはじめ、ボーイング(航空機製造)、コンセコ(保険)、クラブコープ(小売業)など1900社以上の企業に導入されたという実績を強調し、日本での販売にも力を入れていくとした。

 今後の予定として、同製品とCTI(コンピュータ・テレフォニー・インテグレーション)との連携モジュールを投入する。そのほか、ERPシステムやKM(ナレッジマネジメント)との連携モジュールについても、現在開発を検討しているという。

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日本ネットワークアソシエイツの発表資料

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