SCM機能が強化された「E-Business Suite」、日本オラクル
2002/8/28
日本オラクルはSCM(Supply Chain Management)やプロジェクト管理の機能を強化したビジネスアプリケーションの最新版「Oracle E-Business Suite 11i リリース7」を、8月26日にリリースした。
最新版では2つのモジュールを追加した。「Oracle Inventory Optimization」モジュールは、業務で過剰な在庫を抱えてしまうことを未然に防ぐ機能を持つ。製品や部品などの必要な数量をシミュレーションして業務ネットワークの中で最適な状態になるよう調整する。SCM用のモジュール「Advanced Supply Chain Planning」と「Oracle Inventory Optimization」を組み合わせれば在庫の適正化だけでなく、SCMを最大限に活用して、顧客へのサービス向上につなげることができるという。
「Oracle Project Resource Management」モジュールは、プロジェクト形式で業務を行う場合に、メンバーの人材や能力、経験を基に最適な人員の計画や配置ができるよう支援できるようになる。人材の情報をデータベースに蓄積しておくことで、プロジェクトのリーダーが必要な人材を配置できるようになるという。
そのほか、最新版では統合会計や人事管理のモジュールの機能も強化し、ビジネスの効率化やコスト削減につながるという。
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