MS、SAN普及でベンダと共同プロモーション
2002/10/10
マイクロソフトは、次期サーバOS「Windows .NET Server 2003」に対応した新しいストレージ製品を出荷する予定の主要なベンダを発表した。マイクロソフトとこれらのストレージベンダは、エンタープライズ向けのストレージプラットフォームとしてのWindowsサーバをアピールするプロモーションを共同で行い、SAN(Storage Area Network)の普及を促進する。
Windows .NET Server 2003に対応したストレージ製品を発売する予定なのは、EMCジャパン、コンパック、NEC、日立製作所、富士通の5社。
Windows .NET Server 2003には、ストレージ関連で「Volume Shadow-copy Service」(VSS)と「Virtual Disk Service」(VDS)の2つの機能が追加されることになっている。VSSはストレージのボリューム全体をコピーするためのプラットフォームをアプリケーションに提供する技術。VDSはストレージを仮想化して、異なるベンダのストレージでも単一のインターフェイスでそれぞれのストレージを利用できるようにする技術だ。
2つの技術を使うことで、ベンダが異なるストレージサーバや関連ハードウェア、ソフトウェアを相互に運用させることが可能になるという。企業はVSSとVDSを利用することで、ストレージの選択肢が広がり、運用管理コストの削減につなげることができる。マイクロソフトと各ベンダは協力してWindowsサーバのストレージシステムをプロモーションし、SANの導入を検討している企業に対して、利点を説明していく。
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マイクロソフトの発表資料
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