ブラウザクラッシャーとは、Webページに悪意のあるHTMLコードやスクリプトを挿入することで、該当ページを表示するブラウザやOSの動作に悪影響を及ぼす攻撃を指す。
ブラウザクラッシャーとは、Webページに悪意のあるHTMLコードやスクリプトを挿入することで、該当ページを表示するブラウザやOSの動作に悪影響を及ぼす攻撃を指す。一般に「ブラクラ」と略される。
メーラーやウィンドウを無限に開き続けるもの、アラートメッセージを無限回表示し続けることで操作を妨害するもの、ループ処理を繰り返して演算リソースを浪費させるものなどがある。
これらの大半はブラウザを閉じることで動作しなくなるため、開いてしまった場合はブラウザのプロセスごと停止させるといい。
近年ではブラウザ側の対策も進んでおり、新規ウィンドウが勝手に開かないようにしたり(ポップアップブロック)、連続したアラートを表示させなかったり、処理に時間がかかるスクリプトを停止したりするなど、オプションが提供される場合も多い。ただし、ブラウザ側で全て対策されているわけではないため、依然として注意は必要だ。
なお、閲覧したユーザーに対して著しく不快感を与えるWebページ(突然グロテスクな画像を表示する、大音量で叫び声を流すなど)を『精神的ブラクラ』と呼ぶ場合もある。
【2004/1/1】初版公開。
【2018/8/27】最新情報に合わせて内容を書き直しました(セキュリティ・キャンプ実施協議会 著)。
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