Computer Emergency Response Team/ Coordination Center(コンピュータ緊急対応チーム/調整センター)
ネットワークに関する不正アクセス、不正プログラム、システムの脆弱性問題などに関して、情報を収集し、非常に素早い分析を行い、その結果の発表を行う組織。米国カーネギーメロン大ソフトウェア工学研究所(Carnegie Melon University, Software Engineering Institute)に置かれている。設立のきっかけは1988年のモーリスワーム事件でネット上の10%のシステムが停止したことにより、政府が対応の緊急性を意識したことによる。
UNIXのセキュリティ関連情報も充実し、また危険度の高い不正プログラムに関する解析情報は、ほかのセキュリティベンダよりも深く掘り下げており、充実している。2001年下期に流行したワームについては、不正なMIMEの記述内容にまで触れており、コアな技術的情報として、付加価値は極めて高いといえるだろう。http://www.cert.org/参照。
日本にも同様の組織が存在しており、JPCERT/CCと呼ばれる。
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