コーディング中にメモを残しておきたいというケースが多くあります。例えば、設計仕様として確認しなければならない点、テスト仕様書に反映させなければならないポイント、自分自身のための覚書などなど……コード中のコメントとして残すにはふさわしくないが、コードと併せて残したいメモは多いものです。
「CoNo」プラグインは、Eclipse上で使用可能なメモ帳です。該当コードが置かれているフォルダ配下に「.cono」フォルダを自動生成し、「(ファイル名).cono」の形式でメモを保存します。コードに紐付いたメモ書きの管理が可能であり、自分自身のちょっとした開発メモを残すのに大変便利です。
「CoNo」プラグインは、以下のサイトから入手することが可能です。その時々の最新安定版をダウンロードしてください。
ダウンロードしたCoNo_X.X.X.zip(X.X.Xはバージョン番号)を解凍し、現れた「plugins」フォルダをEclipseホーム(本稿では「C:\eclipse」とします)にそのまま移動します。
Eclipseがすでに起動している場合には、いちど終了したうえで、再度起動してください(コンピュータそのものの再起動は必要ありません)。
「CoNo」は非常にシンプルなプラグインであり、利用するに先立って特別な設定は必要ありません。ただし、表示上の設定を行いたい場合には、メニューバーの[ウィンドウ(W)]→[設定(P)]から設定のカスタマイズを行うことができます。
「CoNo」プラグインの設定は、[設定]ダイアログの左ツリーから[CoNo Preference]を選択することで確認できます。
メニューバーの[ウィンドウ(W)]→[ビューの表示(V)]→[その他(O)...]を選択します。使用可能なビューの一覧が表示されますので、[その他]→[CoNo]を選択します。
画面のようなメモが表示されるので、後は適当なメモを自由に書き込むことができます。メモの保存は、オリジナルのコードを保存する際に同時に行われます。
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