「モバイルにも対応したページを実現するには」では、Transformerオブジェクトを利用したXSLT変換の方法について紹介しました。しかし、XSLTスタイルシートによる変換は定型的で、処理をいちいちコーディングしなければならない点が不便です。
しかし、下記のコードのように、JSTL(JSP Standard TagLibrary)に含まれるXmlタグライブラリを利用することで、同等の操作を実現できます(JSTLのインストール方法については、「個別のJSPページでJSTL宣言を省略する」を参照)。
<%@ page contentType="text/html;charset=Windows-31J" %> |
なお、サンプルを動作させるに際しては、「モバイルにも対応したページを実現するには」と同様に、必要なファイルを所定のフォルダに配置しておくのを忘れないようにしてください。
ちなみに、XML文書/XSLTスタイルシートをファイル・パスで指定する以外に、システム識別子(docSystemId、xsltSystemId属性)や文字列(XML文書のみ、配下のテキスト)としても指定できます。また、本TIPSのサンプルでは変換結果をそのままクライアントに出力していますが、var、result属性を指定することで任意の変数に格納することも可能です。var属性で指定された場合には、変換結果を文字列として、result属性は変換結果をjavax.xml.transform.Resultオブジェクトとして取得します。
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