イキソスソフトウェア(6月1日からオープンテキストへ社名変更)は5月25日、企業コンテンツ管理製品「Livelink」の販売を開始すると発表した。
イキソスソフトウェア(6月1日からオープンテキストへ社名変更)は5月25日、企業コンテンツ管理製品「Livelink」の販売を開始すると発表した。(旧イキソスと旧オープンテキストが)業務統合を行うことで、企業向けコンテンツ管理分野における両社製品の相互補完がなされる。同社 代表取締役社長 羽根 ロバート氏は、日本国内で進むコンプライアンス経営や企業の内部統制に対し、「高度な文書管理機能や監査機能が提供できるようになる」と今回の業務統合のメリットをアピールした。
同社が販売するLivelinkは、文書やコンテンツを一元的に保持するプラットフォームと管理機能、ワークフローの提供に加え、監査ログ機能も備えている。つまり、監査やリスク管理の目的で文書に対するユーザーのアクション履歴をすべて記録することができる。このような機能群に、アーカイブによる文書・コンテンツの長期保管の機能を組み合わせることで、「文書の始まりから保管、廃棄にいたるすべてのフェイズで統制管理を可能にする」(同社 技術本部 ディレクター 市野郷学氏)。
イキソスとオープンテキストの各製品の戦略的な位置付けは非常に明瞭だ。未確定文書の管理は文書管理プロセスにおける豊富な機能を持つLivelink、確定後文書の管理はアーカイブ技術に実績を持つIXOSが担う。2005年現在では、電子文書の管理(e-文書法)が企業にとっては必要な文書管理措置だが、2008年を目処とした近い将来には、内部統制のニーズが拡大すると同社では予想している。
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