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DataGridViewコントロールでは、アプリケーションの実行開始時にデフォルトで左上隅(1行1列目)のセルが自動的に選択され、反転状態となる。
現在選択されている(正確には「フォーカスのある」)セルの設定/取得は、DataGridViewコントロールのCurrentCellプロパティにより行えるが、このプロパティにnull(VBではNothing)を代入することにより、いずれのセルも選択されていない状態にできる。
// 選択されているセルをなくす
dgv.CurrentCell = null;
' 選択されているセルをなくす
dgv.CurrentCell = Nothing
ただしこの設定(CurrentCellプロパティへのnull/Nothingの代入)は、フォームのLoadイベント・ハンドラで行っても効果がない(これはDataGridViewコントロールがまだ表示されていないためだと思われる。明示的に記述しない限り、Loadイベントのタイミングではフォームは表示されない)。
いずれのセルも選択されていない状態でアプリケーションの実行を開始するには、Loadイベントではなく、フォームが表示された後に一度だけ発生するShownイベントのイベント・ハンドラで上記の設定を行えばよい(Shownイベントについては「TIPS:Windowsフォームの表示直後に初期化処理を行うには?」を参照)。以下にそのサンプル・プログラムを示す。
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