インテルは10月17日、サーバやワークステーション、ストレージ・システム向けの2.5インチSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)「インテル X-25E Extreme SATA SSD」の出荷を開始した。32/64GBの2つの容量のモデルを用意する。インターフェイスはSATA。1000個ロット時の価格は32GB版が7万3600円、64GB版は価格未定。量産出荷は32GB版が即日、64GB版が2009年第1四半期の予定。
ランダム読み込み/書み込みで高い性能を発揮する。ストレージのベンチマーク指標IOPS(Input/Output Per Second)で、ハードディスクの100倍の性能を示すという。32GB版で、4KBランダム読み込み値は3万5000IOPS、4KBランダム書き込みは3300IOPS。読み込み遅延時間は75マイクロ秒。連続読み込み速度は最大250MB/秒、連続書き込み速度最大170MB/秒。
稼働時の消費電力は2.4Wで、従来のストレージに比較して最大5分の1の電力コスト削減が可能という。
ハードディスクに比べて書き換え回数の上限が低いSSDだが、独自のコントローラとファームウェアで長寿命化を実現。32GB版では3年間で最大4PB(1日当たり3.7TB)のデータ書き込みを可能とした(64GB版はこの2倍)。
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