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» 2008年12月15日 00時00分 公開

シトリックス、ユーザーを可視化するEdgeSightの強化プランを説明今後1年以内に完全日本語対応も実現

[三木泉,@IT]

 シトリックスジャパンは12月12日、同社のターミナルサービス/アプリケーション仮想化製品「Citrix XenApp」のパフォーマンス監視ツール「EdgeSight for XenApp」の現状とロードマップを説明した。1年後をめどにXenDesktopおよびアプリケーション仮想化に特化した監視機能も搭載する。同時に日本語を含めた国際化対応を進めていく。

 EdgeSightはXenAppのPlatinum Editionに搭載されているツール。サーバ上で動作する監視モジュールで、シトリックスのリモートデスクトッププロトコルであるICA関連のパフォーマンスなどを監視できる。PC端末については、端末にエージェントをインストールする「EdgeSight for Endpoint」を併用し、ローカルでのアプリケーションなどの稼働状況を勘案してトラブルシューティングが行える。

米シトリックス 仮想化および管理製品主管プロダクトマネージャー ジェームズ・ミリングトン氏

 EdgeSightで取得できる情報はサーバとPCのCPU、メモリ、ディスク情報、ネットワークレベルの遅延、ICAのパフォーマンス情報、端末のメモリ利用状況やイベントログを通じたアプリケーションクラッシュ情報など

 「ユーザーからの問い合わせが来たらユーザー名で検索し、日時や事象を確認できる。このユーザーでプロファイルのロードに長い時間が掛かっていた場合、そのときにユーザーがiPodでファイルの同期をしていたなどが確認できる。リポートで特定ユーザーのパフォーマンス履歴を確認したり、ほかのユーザーと比較したりできる」と米シトリックス 仮想化および管理製品主管プロダクトマネージャー ジェームズ・ミリングトン(James Millington)氏は説明する。しきい値を設定して警告を発するようにすれば、ユーザーが問題に気付く前に対処することもできるという。

 EdgeSightでは段階的に国際化を進めており、日本語を含む主要言語でドキュメントを含めた完全ローカライズを実現するという。

 XenDesktop対応については、XenDesktopの共有モードでは、ユーザーがデスクトップの利用を終了した時点で、サーバ上の仮想マシンが削除されてしまうため、現状では収集した情報も消えてしまう。この問題をまず解決する。また、すでにICA情報やローカルプロセス情報は現在のEdgeSightで収集できるものの、まだ「Desktop Delivery Controller」を介した接続開始時の情報を取得できない点をその後に解決する。

 さらにアプリケーション仮想化の利用環境の監視機能も搭載の予定という。

 シトリックスジャパン マーケティング本部長の山中理惠氏は「EdgeSightは支店など管理者のいない拠点のサポートに便利だが、これまでは説明が英語で使いにくかった」とし、フルローカライズによって同製品の利用が進むことへの期待を示した。

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