日本ヒューレット・パッカード(HP)は1月23日、小規模オフィス向けのディスクバックアップ製品「HP StorageWorks RDX リムーバブルディスクバックアップ」(HP RDX)を発表した。同日より販売を開始している。
HP RDXは、専用のディスクカートリッジを採用したバックアップ製品。専門のIT管理者がいない中小企業や小規模オフィスでも簡単にバックアップ/リストアが行えるよう、専用バックアップソフトウェア「HP RDX Continuous Data Protection Software」(HP CDP)が付属している。これを用いることで、初期設定に加え、ドラッグ&ドロップによるファイルのバックアップ/リストア、増分バックアップなどを手間を掛けることなく行えるという。
またHP RDX用の専用メディアカートリッジは、5000回のロード/アンロードに対応できるよう設計されており、耐衝撃性も備えている。持ち運び可能なため、ディスクメディアを遠隔地などに保管することで、災害対策に活用することも可能だ。
日本HPでは、予算上の制約や管理者不在などの要因から、これまでデータのバックアップに消極的だった中小規模企業、小規模オフィスに対する新たな選択肢としてHP RDXを提供していくという。価格は、160GBドライブ搭載のエントリモデル「RDX160」が5万2500円(税込)、500GBドライブモデルの「RDS500」は10万5000円(同)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.