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Consoleクラス(System名前空間)のWriteLineメソッドは、(コンソール・アプリケーションにおいて)画面に文字列を出力するための基本的なメソッドで、C言語のprintf関数に相当するものだ。
本稿ではConsole.WriteLineメソッドの出力を、メソッドの呼び出しはそのままで、ファイルに出力する方法について説明する。
そもそも、ConsoleクラスのWriteLineメソッドは、同じくConsoleクラスのOutプロパティに設定されているTextWriterオブジェクトに対して、文字列を書き込むという動作を行う。既定では、そのTextWriterオブジェクトの出力先は標準出力(つまりは画面)である。
Outプロパティは読み取り専用の静的プロパティだが、それを変更するためのSetOutメソッドが用意されており、任意のTextWriterオブジェクトを指定できる。つまり、WriteLineメソッドの呼び出しより前のタイミングで、ファイルに対するTextWriterオブジェクトを作成し、それをSetOutメソッドで設定しておけばよい。
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