まずは、Titaniumでバーコードリーダを実現できる「TiBar」を使ってみます。
ちなみにTiBarは、iPhoneプラットフォーム専用の拡張モジュールです。Android版については、次回記事で扱います。
基本的にTitanium自体は1つのソースコードでiOSでもAndroidでも動くアプリに変換できますが、拡張モジュールによっては、プラットフォーム別の場合があるので、注意が必要です。
TiBarを使うには、開発環境にモジュールのインストールが必要です。手順は、以下のとおりです。
ここまでの作業が終了したら、Titanium Developerを起動して新規プロジェクトを作成します。「tiapp.xml」を開き、下記のタグを追加します。
<modules> <module version="0.3"]]>tibar</module></modules>
tiapp.xmlを保存すれば、準備完了です。
実際にTiBarを使用する前に、もう1つのライブラリとして「oauth-adapter」を紹介します。
「oauth-adapter」は、JavaScriptで書かれたTitanium用OAuthライブラリです。面倒なプログラミングなしに、OAuth認証を使ったクライアントを作成できます。
サンプルコードは以下のとおりです。まずは、Consumer SecretとConsumer Keyを使ってOAuthAdapterを初期化します。consumer-secretとconsumer-keyは、Twitterの開発者サイトから取得できます。
var oAuthAdapter = new OAuthAdapter( 'your-consumer-secret', 'your-consumer-key', 'HMAC-SHA1');
すでに登録済みのトークンがある場合(後述)、ロードします。
oAuthAdapter.loadAccessToken('twitter');
OAuthAdapterを使って、URLで指定したAPIを呼び出します。
oAuthAdapter.send('https://api.twitter.com/1/statuses/update.json', [['status','http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/' + ]], 'Twitter','Tweet published.','Tweet not published.'); // if the client is not authorized, ask for authorization. the previous tweet will be sent automatically after authorization if (oAuthAdapter.isAuthorized() == false) { // this function will be called as soon as the application is authorized var receivePin = function() { // get the access token with the provided pin/oauth_verifier oAuthAdapter.getAccessToken('https://api.twitter.com/oauth/access_token'); // save the access token oAuthAdapter.saveAccessToken('twitter'); }; // show the authorization UI and call back the receive PIN function oAuthAdapter.showAuthorizeUI('https://api.twitter.com/oauth/authorize?' + oAuthAdapter.getRequestToken('https://api.twitter.com/oauth/request_token'), receivePin); }
初回起動時はTwitterのアプリ認証画面が表示され、アプリケーションを承認すると、つぶやきが投稿できるようになります。この際、パスワードを保存する必要がないところがポイントです。
次ページでは、バーコード情報をAmazonリンクとしてTwitterに投稿ようにします。
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