AzureTools for EclipseをEclipseの更新マネージャを使ってインストールします。まずは、Eclipseのメニュー[Help]→[Install New Software…]を選択し、[Available Software]画面で[Add]をクリックします。
[Add Site]画面で以下のように、ダウンロードサイトの情報を入力します。
[Install]画面になるので「Windows Azure PHP Development Toolkit」を選択します。
以降、画面の指示に従い、最後にEclipseを再起動するとインストールが完了します。
利用している環境に合わせ「eclipse.ini」ファイルで以下のように調整します。
-Xms90m -Xmx456m -XX:PermSize=128m -Dsun.security.ssl.allowUnsafeRenegotiation=true
メニュー[Window]→[Open Perspective]→[Other]を選択し、[Windows Azure PDT]を開くと、[Windows Azure]のパースペクティブとなり、メニューに「Windows Azure」が表示されます。
メニュー[Window]→[Preferences]により表示される画面で[PHP]→[Debug]→[Installed Debuggers]を選択し、Zend Debuggerのポート番号を他と競合しない適当な値(「10003」など)に変更します。Azureのストレージを開発環境でエミュレートするWindows Azure Storage Emulatorが10000〜10002を使うので、それと競合しないようにするためです。
メニュー[Window]→[Preferences]により表示される画面で[General]→[Workspace]を選択し、[Text fileencoding]で[Other]の「UTF-8」を選択します。
まず、メニュー[File]→[New]→[Windows Azure PHP Project]を選択します。[New PHP Windows Azure Project]画面で任意のプロジェクト名を入力します(例「Sample」)。
[New PHP Web Role]画面で任意のロール名を入力し(例「sampleRole」)、今回はWindows Azure Storageにデータを書き込むサンプルも作成されるように、[Windows Azure Data Storage]をチェックし、[Use Development Storage]を選択します。
[Finish]をクリックするとプロジェクトが作成されます。
[Workbench]画面左側の[PHP Explorer]ビューを見ると、プロジェクト作成時に指定したプロジェクト名のプロジェクトと「{プロジェクト名}_{ロール名}」のPHPプロジェクトが作成されています。このPHPプロジェクトがWebサーバで公開されるドキュメントルートになります。ここにPHPのプログラムを作っていきます。
プロジェクト作成直後は、phpinfo()を表示するファイル(index.php)、Azure特有のストレージサービスにアクセスするサンプルファイル(BlobSample.php、TableSample.php)などが作られています。
次ページでは、引き続きしてEclipse上でPHPの動作を確認し、クラウドにデプロイします。また、テキストエディタとコマンドでファイルをBlobに保存するPHPアプリの実装を始めます。
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