米Adobe Systemsは10月8日、「Adobe Flash Player」に、バッファオーバーフローをはじめ多数の深刻な脆弱性が存在することを明らかにし、アップデートを公開した。
米Adobe Systemsは10月8日、「Adobe Flash Player」に、バッファオーバーフローをはじめ多数の深刻な脆弱性が存在することを明らかにし、アップデートを公開した。Windows版のほか、Macintosh、Linux、Androidの各プラットフォーム向けが用意されており、セキュリティ関連機関では早急な適用を推奨している。
このアップデートで修正された脆弱性は25種類。中には、細工したコンテンツを開かせることでAdobe Flash Playerを不正終了させたり、任意のコードを実行させたりする可能性のあるものが含まれている。同時に、「Adobe AIR」についてもセキュリティ修正を行っている。
各プラットフォームごとの脆弱性を修正した最新バージョンは
となっている。同社Webサイトからダウンロードできるほか、WindowsやMacintoshでは自動更新機能を有効にしていればアップデートが適用される。
同時に、Flash Playerを同梱しているInternet Explorer 10とGoogle Chromeもそれぞれ、脆弱性を修正したバージョンへのアップデートを行っている。ただしIE 10以外のバージョンでは、手動でアップデートを入手する必要がある。
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