Ipswitch Japanは10月19日、IT統合管理ソフトの最新版「WhatsUp Gold v16」を発表した。
Ipswitch Japanは10月19日、IT統合管理ソフトの最新版「WhatsUp Gold v16」を発表した。より大規模なシステムの運用監視に対応したほか、従来、独立した製品として提供してきたレイヤ2機器の管理機能を統合していることなどが特徴だ。
WhatsUp Goldは、ネットワークやサーバ、アプリケーションの稼働状況を監視し、障害の発生などを通知してくれる監視ソフトウェアだ。コアとなる「WhatsUp Gold」に、仮想サーバの管理を行う「WhatsVirtual」、ネットワークデバイスの変更/構成管理を行う「WhatsConfigured」といったプラグインを組み合わせて利用できる。さらに、独立した製品としてIPアドレス管理を行う「WhatsUp IP Address Manager」なども用意している。
Ipswitch Japanの日本事業執行役員、榊原徹氏は、「ほかの商用製品と遜色のない機能を、大幅に優れたコストパフォーマンスで提供している。また分かりやすく管理できるため、特別なトレーニングなしにすぐに運用できることが特徴だ」と説明した。
新バージョンでは、これまで独立したオプションとして提供してきたレイヤ2機器の自動マッピング機能を標準で搭載し、どのポートにどんな機器が接続されているかを一目で把握できるようにした。同時に、シスコシステムズとアルバネットワークスの無線LAN機器の検出、マッピング機能もサポートし、無線LANの通信品質や帯域の使用率、外部から持ち込まれた不正な端末などを監視できる。
さらに、より大規模なネットワークについても監視を行えるよう、分散型ポーリングアーキテクチャを採用。情報を格納する組み込みデータベースのストレージ容量も4GBに拡大し、最大2万台のIP機器、10万台のモニタまで監視できるようになった。
WhatsUp Gold v16の価格は、中小企業向けの「スタンダード版」が、監視対象機器が25台までの最小構成の場合で22万3300円から。30日間試用可能なトライアル版も提供されている。
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