Webサイト表示高速化向けのApacheモジュールに最新β版が登場。複数サーバリソース最適化などに対応している。
米Googleは2012年11月12日、Webサイト高速化モジュールのアップデートとなる「mod_pagespeed 1.1.23.1」のβ版をリリースした。
mod_pagespeedはWebページやCSS、JavaScript、画像といったアセットのベストプラクティスを自動的に適用してWebページの表示速度を高速化できるオープンソースのApacheモジュールで、2012年10月にバージョン1.0がリリースされたばかりだ。
β版のバージョン1.1.23.1では、大規模なマルチサーバ環境での読み込み時間短縮と利用率の向上を目指し、キャッシュサーバ「memcached」をサポートするとともに、ログ記録および静的リポーティング機能を強化した。
複数のApacheサーバでリソースを最適化した上で共有できる。また、単一のApacheサーバで複数のサイトを運用している場合でもリソースの消費状況や最適化の効果が検証できるように改良されている。
さらに、CSSメディアクエリのサポートなどによってCSS最適化機能の向上を図り、デフォルトの最適化ツールには「flatten_css_imports」フィルタを追加。「mod_spdy」インタラクションの強化では、ページ読み込みの大幅な高速化を実現するSPDYを容易に実装できるようにしている。
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