Google Maps Android APIがアップデート3D表示やインドアマップなどをサポート

米Googleは12月3日、Google Playのサービス刷新を発表し、Google Maps Android APIのアップグレード版を含む2種類の新しいAPIを公開した。

» 2012年12月04日 17時57分 公開
[鈴木聖子,@IT]

 米Googleは12月3日、Google Playのサービス刷新を発表し、Google Maps Android APIのアップグレード版を含む2種類の新しいAPIを公開した。

 Google Maps Android API v2では、Android版のGoogle Mapsで提供されていた各種の機能を、自分のAndroidアプリに実装できるようになった。

 主な機能として、2Dと3Dに対応したベクターベースのマップを利用したり、簡単な動作で地図を傾けたり回転させたりできるほか、主要空港やショッピングセンターといった建物のインドアマップを自分のアプリに取り入れることも可能。デベロッパから要望が多かったMap Fragmentsもサポートし、広い画面を備えたタブレット端末では、複数のパーツを組み合わせて複雑なユーザーインターフェイスを構成できる。

新APIを使って3D表示を行っている、不動産情報サービス「Trulia」のアプリ

 マーカーや情報ウィンドウも簡単に作成できるようになり、ポリライン、ポリゴン、グラウンドオーバーレイ、ティルトオーバーレイといった機能は数行のコードを挿入するだけで地図に追加できる。

 もう1つの新APIでは、Android 4.2で導入されたパノラマ写真撮影の新機能「Photo Sphere」を利用できる。Photo Sphereの写真は画像ファイルにAdobeのオープンフォーマット「XMP」を使ったテキストベースのメタデータが組み込んであり、Web上でもモバイル端末上でも作成と参照ができる。

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