米Facebookは12月12日、ユーザーがアプリにログインする際に表示されるダイアログを刷新し、明確化とパーミッションプロセス管理の向上を図ると発表した。
米Facebookは12月12日、ユーザーがアプリにログインする際に表示されるダイアログを刷新し、明確化とパーミッションプロセス管理の向上を図ると発表した。また、ユーザーが自分のコンテンツを管理しやすくする狙いで、プライバシー設定方法などの変更についても説明している。
ログインダイアログの改善は、iOS 6へのFacebook統合の一環として推進してきた措置で、今回、この措置を幅広く導入することにした。まず、これまで「基本情報」としていた項目を「公開プロフィールと友達リスト」と言い換え、ユーザーがプロフィールで公開している氏名、写真、年齢、性別、言語、居住国といった情報にアプリケーションがアクセスすることを明記するようにした。
また、パーソナライズの目的でアプリに自分の情報を提供することと、アプリから友人のページへの投稿を許可することの間には大きな違いがあると判断して、設定画面を切り離し、それぞれ別々の画面で許可できるようにした。例えばアプリが自分のプロフィールや友達リストにアクセスすることは認めても、アプリからFacebookへの投稿は不許可にできる。
こうした変更はモバイルアプリとゲーム以外のWebアプリについて、12日から導入を開始する。アプリのコードに手を加える必要はなく、自動的に新しいダイアログに切り替わるという。
一方、ユーザーによるコンテンツ管理強化に関しては、ツールバーに「プライバシーショートカット」を設けてプライバシー設定を変更しやすくするほか、「アクティビティログ」を刷新して使いやすさの向上を図り、自分がタグ付けされた写真をまとめて削除依頼・削除できる新ツールなどを提供する。
Facebookは「自分が共有しているものを誰に見られるかがもっとよく分かれば、Facebookの使用感も向上する」と説明している。
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