セマンティック系の技術を採用したプログラミング言語がソースコードを公開。どんな実装かが“丸見え”になった。
プログラミング言語の「REBOL 3.0」がオープンソースとして公開された。創設者のカール・サセンラス氏が12月12日のブログで発表した。
REBOLは「Relative Expression Based Object Language(相対表現ベースのオブジェクト言語)」の略で、記号処理とセマンティック技術をベースとする。ダイアレクト(方言)と呼ばれるドメイン固有サブ言語の使用を通じて、コンピュータプログラムの構造的複雑性を最小限に抑えることを目標とし、マルチタスキングOSアーキテクトのサセンラス氏が1998年に創設したREBOL Technologiesで開発を進めている。
REBOLのWebページによると、分散コンピュータシステム間の情報の交換と解釈を行うことを目的に設計されており、「C、BASICやJavaのような伝統的なコンピュータ言語とは異なる」と説明している。
OSS版の当初リリースはLinux、Mac、BSD、Androidといった非Windowsシステムを想定しているが、今後Windowsにも対応するという。ライセンスはApache 2.0。ソースコードはGgithubで公開されおり、詳細な実装内容を直接確認できるようになった。
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