jQuery次期バージョンのβ版となる「jQuery 1.9 β1」が12月17日にリリースされた。
jQuery次期バージョンのβ版となる「jQuery 1.9 β1」が12月17日にリリースされた。「今回は多数の変更を行ったので、これまで以上にテストしてもらう必要がある」と呼びかけている。
jQuery 1.9では、過去の数バージョンで必要性が薄いと判断した項目が多数廃止された。そこで、移行支援のためのプラグイン「jQuery Migrate」を導入。既存のコードを変更することなく実行できるよう、廃止・削除された機能の復元を可能にするとともに、古くなった機能に依存しているコードがあれば警告が表示されるようにした。
jQuery 1.9の変更はすべてjQuery 2.0に引き継ぐ予定だといい、jQuery Migrateプラグインはその際も利用できるようにする。ただしあくまでも一時しのぎ用のプラグインなので、新しい作業には使うべきではないとしている。
また、開発バージョンのブラウザコンソールでも、コードがまだ古い機能を使っている場合は警告が表示されるようにした。
テストに当たっては、jQuery Migrateから着手することが推奨されている。jQuery UIとjQuery Mobileを使っている場合は、そちらも最新バージョンに更新しておく必要がある。
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