Mozillaは1月22日、オープンなWeb標準を使ったモバイルOS「Firefox OS」を搭載したスマートフォンの開発者向けプレビュー端末を発表した。
Mozillaは1月22日、オープンなWeb標準を使ったモバイルOS「Firefox OS」を搭載したスマートフォンの開発者向けプレビュー端末を発表した。端末はスペインのスマートフォンメーカー、Geeksphoneが通信大手のTelefonicaと協力して開発。2月をめどに、「Keon」と「Peak」の両モデルを開発者向けに発売する。
MozillaとGeeksphoneのサイトに掲載されたスペックによると、KeonはQualcommのSnapdragon S1(1GHz)と3.5インチのHVGAマルチタッチ画面、3メガピクセルカメラを搭載。ロックは解除されていて、自分のSIMカードを使用する。
一方、高性能モデルのPeakはSnapdragon S4(1.2Ghz)2基、4.3インチのqHD IPSマルチタッチ画面、8メガピクセル(背面)と2メガピクセル(前面)の2台のカメラを搭載する。
両モデルとも、4GバイトのROMと512MバイトのRAMを備え、ネットワークはUMTS 2100/1900/900(3G HSPA)とGSM 850/900/1800/1900(2G EDGE)に対応する。値段は現時点で掲載されていない。
Firefox OSは、HTML5ベースのアプリを使って通話やメール送信、写真撮影、端末の振動といった各種のスマートフォン機能を実装できる。開発者は自分の既存のWebサイトにわずかな変更を加えるだけで、Firefox OS用のアプリ作成が可能だという。
アプリ開発を試す方法として、Firefox OSのインストールや開発者プレビュー端末の購入のほか、Android向けの「Marketplace for Android」、ブラウザベースの「Firefox OS Simulator」も公開されている。
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