2月3日に行われた第47回スーパーボウルは、前年を上回るツイートを集め、記録的なタッチダウンや前代未聞の停電の話題で盛り上がった。
米ルイジアナ州ニューオーリンズで2月3日に行われた第47回スーパーボウルは、前年を上回るツイートを集め、記録的なタッチダウンや前代未聞の停電の話題で盛り上がった。一方、インターネット全体では前年と同様に試合中のトラフィックが減る傾向が見られた。
ボルティモア・レイブンズとサンフランシスコ・フォーティナイナーズ(49ers)がNFLの王座を賭けて激突したスーパーボウル。Twitterの3日のブログによると、試合中に投稿された試合とハーフタムショーについてのツイートは計2410万件(CM関連のツイートを除く)を記録し、後半戦が始まる前の時点で早くも前年の合計を上回った。
1分当たりのツイート数が最も多かったのは、スタジアムが停電に見舞われた瞬間の23万1500件。次いでレイブンズのWRジャコビー・ジョーンズが108ヤードのがキックオフリターンタッチダウンを決めた瞬間の18万5000件、レイブンズの勝利が決まった瞬間の18万3000件だった。
ツイートされた回数が最も多かった選手はレイブンズのLBレイ・ルイスを筆頭に、レイブンズのQBジョー・フラッコ、49ersのQBコリン・ケイパーニック、レイブンズのジョーンズの順だった。ハーフタイムに登場したビヨンセは550万件のツイートを集めた。
最大のサプライズは第3クオーター開始から間もなく起きた停電だった。約35分間の試合中断を利用して冗談ツイートの投稿も相次ぎ、スポンサー各社はすかさず停電に引っかけて商品の宣伝ツイートを流した。
一方、インターネットトラフィックを集計しているSandvineのブログによると、スーパーボウルが行われていた時間帯、米東部地域のネットワーク利用は通常に比べて約15%落ち込んだ。この傾向について「Webブラウザ経由でストリーミング中継を見るよりも、大半の人がHDTVの大型画面での観戦を選んだのはもっともなこと」と同社はいう。
それでもCBSテレビのストリーミング中継は、この晩のネットワークトラフィックの3%強を占めた。Sandvineは「スポーツイベントのライブストリーミング中継は伸び続けているものの、現時点では従来型の中継方法を脅かす状況にはなっていない」と総括している。
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